車のシートの種類は、
布製のシートが一般的とされておりますが、
ちょっとした高級車ともなれば革シートが備え付けられており、
ワンランク上の雰囲気や乗り心地を味わうことができますよね。
しかし革シートは経年劣化や乗り降りする際の擦れによって、
ヒビや塗装の擦れが目立ってしまうことも多く、
修理を余儀なくされる場合も多いことでしょう。
業者にお願いすれば簡単に済みますが、
やはり安価に済ませることができるのであれば、
それに越したことはありませんよね。
今回は車の革シートを自分で補修する方法について、
詳しくご紹介して参ります。
車の革シートを補修する際に使うアイテムは?
こちらでは車の革シートの補修に、
必要となるアイテムをご紹介して参りますので、
納得いく仕上がりにするためにも、
是非、参考にしていただきたいと思います。
●車の革シートの補修ではサンドペーパーを!
最初にご紹介する車の革シートの補修のアイテムは、
傷んだ補修部分を均一にし、
後の色が乗りやすくするために必要なサンドペーパーです。
ペーパー自体が水に強い構造となる、
耐水ペーパーなるものも存在しますが、
今回は補修部分が革シートとなりますので、
乾燥した状態でも使用できる上記のサンドペーパーを推奨いたします。
目の粗さは基本的には♯400程度のサンドペーパーであれば、
粗過ぎず細かすぎずといったところで難なく使用できるでしょう。
●車の革シートの補修ではヘラを!
続いてご紹介するアイテムは、
液状の塗料を塗布する際に、
綺麗に手を汚すことなく使用できるヘラです。
スプレーの場合には、
均一に塗装ができるために必要ありませんが、
液状の塗料では均すことが困難となることから、
ヘラの使用をおすすめいたします。
また革シートの補修以外にも、
DIYでの使用が多いので、
持っていて損はしませんよね。
●車の革シートの補修ではマスキングテープを!
続いてご紹介するアイテムは、
塗料の付着を防止するためのマスキングテープです。
革シートの補修ということで、
部分的に塗装を施すことになりますので、
できるだけ他の場所に塗料をつけたくないですよね。
上記アイテムは、
貼るだけで簡単に使用ができますし、
粘着力も程よくなっておりますので、
剥がした際に糊が残ってしまうこともありません。
また幅も狭いものから広いものまで、
幅広くラインナップされておりますので、
使用する場所に応じて選んでみてもいいかもしれませんね。
●車の革シートの補修ではクリーナーを!
続いてご紹介する、
車の革シートの補修のアイテムは、
補修部分の脱脂を行うクリーナーです。
人が乗り降りする革シートは手汗などが付着しており、
そのまま塗装をすると、
しっかりと塗料がのってくれないんです。
上記のクリーナーは原液を使用しており、
ウェスなどに染み込ませて拭くだけで、
簡単にシートの脱脂ができちゃいます。
また保存が効きますので、
後の使用に備えておいてもいいかもしれませんね。
●車の革シートの補修では塗料を!
続いてご紹介する、
車の革シートの補修のアイテムは、
補修の要とも言える塗料です。
革シートの補修の際には
色を合わせる調合をしなければいけないですが、
なかなか素人には難しい作業となりますよね。
そこで必要となるアイテムが上記の塗料で、
基本的なカラーは13色となっておりますが、
微妙な調合ができ塗り辛い場合には水で薄めて塗布することもできるんです。
また革製品専用ですので、
乗り降りする際の動きにも強く、
剥がれにくい構造の塗料ですので、
車の革シートにはもってこいですよね。
●車の革シートの補修ではヒートガンを!
続いてご紹介する、
車の革シートの補修のアイテムは、
塗装面を乾燥させるヒートガンです。
革シートを補修する時期は、
人によって様々となりますが、
寒い時期や雨天の時期ともなれば、
乾燥時間がかかってしまう事になり、
必然的に車の使用ができなくなってしまいますよね。
そこでおすすめとなるのが、
革シートの塗装面を手軽に乾燥させることができる上記のヒートガンです。
髪の毛のブロー用とは違って、
工業用のドライヤーとなりますので、
しっかりと乾燥させることができますし、
いくつかアタッチメントが付属しておりますので、
車の革シートの補修以外にも、
ステッカー剥がしやマフラーの焼き付け塗装にも使用できるアイテムとなっております。
車の革シートを補修する方法は?
こちらでは車の革シートを補修する方法を、
手順ごとにご紹介して参りますので、
本来の革シートの良さを蘇らせるためにも、
是非、参考にしてみてください。
車の革シートの補修手順1

参照元URL:http://stat.ameba.jp/
車の革シートの補修で最初に行うのは、
塗料の無用な付着や汚れを避けるためのマスキングの作業です。
革シートの補修には、
通常よりも剥がれにくい塗料を使用するため、
一度付着すると取りづらく、
無駄な労力を強いられることになりますので、
しっかりと行っておきましょう。
車のフロアマット周辺やドア、
さらにはセンターコンソール付近なども、
マスキングテープや新聞紙などを使用して、
大袈裟なぐらい養生するのがおすすめです。
車の革シートの補修手順2

参照元URL:http://www.cbp-sp.com/
車の革シートの補修で次に行うのは、
補修部分と塗料を確実に密着させるための下地処理の作業です。
一般的な革シートというと、
表面にコーティングが施されており、
そのまま塗料を塗ってもすぐに剥がれてしまいますので、
しっかりとした下地の処理が必要となってくるんです。
そこで塗装の前にヒビ割れ部分やその周辺を、
サンドペーパーを使用して磨いていきます。
この作業を怠ってしまうと、
後の仕上がりはおろか、
耐久性にも影響してしまいますので、
手を抜かずにしっかりと行いましょう。
車の革シートの補修手順3

参照元URL:http://cbp-sp.car.coocan.jp/
続いては、革シートの表面に付着した油分を
取り除く脱脂の作業です。
車の革のシートというと、
知らず知らずの間に汗などの油分が付着しており、
そのまま塗装を施そうとしても弾かれてしまい、
結果、二度手間となってしまいます。
そんな失敗を未然に防ぐためにも、
クリーナーを使用してしっかりと脱脂を行います。
この際には、補修予定の部分よりも、
広範囲を脱脂しておくことがおすすめです。
車の革シートの補修手順4

参照元URL:https://i.ytimg.com/
そして最後の仕上げは塗料を塗布する作業です。
最初から厚塗りしてしまうと、
仕上げや乾燥が困難になってしまいますので、
少量をヘラに取って塗布していくことがポイントです。
出だしからパテ埋めの様にしてしまうと、
失敗の原因になってしまいますので、
第一段階では色が付く程度にしておき、
何度も重ね塗りをし仕上げていきましょう。
車の革シートの補修手順のおさらい
https://www.youtube.com/watch?v=7Hv3NIGkFDM
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=7Hv3NIGkFDM
こちらでは上記でご紹介した車の革のシートの補修手順を
動画で詳しくご紹介しております。
手順のイメージを掴むためにも、
是非、参考にしていただき、
綺麗な仕上がりにしてみて下さいね。
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これまでに車の革のシートの補修に必要なアイテムと、
手順をご紹介して参りましたが、
参考にしていただけましたでしょうか。
革シートの張り替えは、
業者にお願いすれば意外と高くつきますので、
ご自分のスキルアップの兼ねて、
是非、挑戦してみて下さいね。
以上今回は『車のシートを補修!革シートを自分で補修する方法のご紹介! 』の記事でした。