車をカスタムしていくにつれて、
ボディに純正パーツ以外の物が追加されていきますが、
様々なトラブルが付き物となっていますよね。
その一つとして挙げられるのがホイールのガリ傷で、
引っ張りタイヤなどをしている際には、
タイヤ側面よりもホイールの方が突出しているために、
ちょっとした縁石などにも擦りやすく、
これがガリ傷の原因ともなってしまいます。
傷の修理は専門業者に依頼すると、
高額となりますので、DIYで修理したいところですよね。
ところが方法や手順が分からない方も、
多いのではないでしょうか。
そこで今回はホイールのガリ傷を、
自分で修理する方法をご紹介して参ります。
ホイールのガリ傷の修理に必要な物は?
こちらでは、ホイールのガリ傷を修理する際に、
必要なグッズをご紹介して参りますので、
傷の修理に役立てていただければと思います。
●ホイールのガリ傷の修理にはハンマーを!
最初にご紹介する修理に必要なグッズは、
傷周辺に歪みなどが発生した際に、
ある程度、歪みを平らにするハンマーです。
傷のみであれば必要はありませんが、
歪みが発生している場合は、
修理をしておかなければタイヤにも影響してきます。
引っ張りタイヤなどをしている方は、
ホイールからタイヤが外れたりする場合もあり、
きちんと修理しておきたい箇所になりますので、
ホイールの修理の際には、
必ず用意しておきたい物の一つになります。
●ホイールのガリ傷の修理にはやすりを!
続いての修理に必要なグッズは、
ホイールのガリ傷やその周辺をなだらかにし、
塗装が乗りやすくするやすりになります。
ガリ傷というと、
ぶつけた物の形状にもよりますが、
ホイールの面よりも突出していたり削れていたりと様々です。
その場合にはやすりを使用して、
傷をなだらかにする必要があり、
塗装を施した際に綺麗に仕上がるんです。
ホイールのガリ傷以外にも、
DIYでは何かと役立つものですので、
この際に準備しておいてもいいでしょう。
●ホイールのガリ傷の修理には耐水ペーパーを!
こちらは上記のやすりと同じ役目なのですが、
塗装面やホイールの傷を、
綺麗に修理する際に必要になってくる耐水ペーパーです。
上記でご紹介したやすりは、
どちらかというと粗削りに向いており、
塗装面の仕上げともなると、ちょっと目が粗すぎるんです。
そんな際に便利なのが耐水ペーパーで、
水を使って研磨することで、
紙の目詰まりを防ぐことができ、
さらには、細目に仕上げることで塗装の乗りもさらに良くなります。
目の粗い順番に使用していきますので、
400番~2000番くらいは、
準備しておきたいところです。
●ホイールのガリ傷の修理にはアルミパテを!
ホイールの傷を埋める際には、
アルミパテも準備しておきたいところです。
一般的なパテというと、
強度的に問題がありますので、
ホイールの本来の素材と、
同じ成分のアルミパテを使用が好ましいとされています。
アルミパテと言っても、
研磨を施す際には、楽に削れますので、
安心して使用できるグッズとなります。
●ホイールのガリ傷の修理にはマスキングテープを!
続いてご紹介する修理のグッズは、
車のボディや周りの物に、
塗料が飛散するのを防止するマスキングテープです。
塗料の飛散だけでなく、
ホイールの無傷な部分に貼っておくことで、
他の傷の発生を防止してくれますので、
工夫次第でとても使えるグッズとなります。
テープのみで売られているタイプもありますが、
新聞紙などを準備するとなると、
煩わしくなりますので、
ビニールとマスキングテープの、
一体化したタイプをおすすめいたします。
●ホイールのガリ傷の修理にはホイールペイントを!
最後にご紹介するグッズは、
塗膜を失った部分には必ず必要な塗料になります。
タッチペンなどでも代用できるのですが、
どうしても凹凸が出来てしまうために、
後々の処理が大変になります。
となるとやはり均一な塗装ができるスプレーのタイプが、
おすすめとなりますので、
とにかく綺麗に仕上げたい方は、是非、準備いておきましょう。
ホイールのガリ傷を修理する方法は?
これからホイールの傷の修理に入るわけですが、
修理の準備の一つとして、
塗装をする際に注意をしておきたいポイントがあります。
それは雨の日などは、湿気が多いために、
塗装の仕上がりにも影響することになり、
艶がなくなったり、乾きが遅くなるということも考えられますので、
できるだけ晴れの日に行うことなんです。
下記では、以上のポイントを踏まえながら、
ホイールの修理方法を手順をおってご紹介していきたいと思います。
ホイールのガリ傷の修理手順1
参照元URL:http://www.repair-exceed.com/
さて、まず最初は、
新たに傷を増やしてしまわないため、
そして無駄な塗料などが飛散するのを防止するために、
ホイールにマスキングをしましょう。
マスキングする際には、
タイヤとホイールのぎりぎりのところと、
ホイールの傷の周辺を施していきます。
最初から塗装を施すわけではありませんので、
テープのみでマスキングしておいても問題はありませんが、
後の塗装の為に、最初から行っても何ら問題はありません。
塗装の際には、ちょっとした隙間から、
ミストが入り込んでしまいますので注意深く行いましょう。
ホイールのガリ傷の修理手順2
参照元URL:http://kanagawa.taiyakan-shop.jp/
続いては、ガリ傷をなだらかにする
やすりがけの方法に入ります。
ガリ傷と一口に言っても、
バリが出ない程度の傷の場合がありますが、
やはり金属ということで、
表面が毛羽だったような感じになりますので、
これを均しておくことが重要になります。
始めは棒やすりを使用して行うのですが、
ある程度硬い部分を終えたならば、
耐水ペーパーを使い丁寧に仕上げてきましょう。
手順1でも傷を防止する方法として、
マスキングはしてありますが、
万一のことも考えて、
余計な部分への傷を増やさないように注意しておきましょう。
ホイールのガリ傷の修理手順3
参照元URL:http://c.coreblock.com/
続いては、傷を回りの高さまで埋め戻す方法の、
パテ盛りの作業に入ります。
上記でご紹介したアルミパテは、
2液性ですので段ボールの上などに、
パテと硬化剤を出してよく混ぜ合わせます。
この時にあまり大量に出してしまうと、
使い切る前に固まってしまうので、
使用する分だけ出しておくことが大事です。
そして均一に凹み部分に盛るわけですが、
傷の周りの高さよりも若干高くなる方が、
後の研磨の作業もしやすくなります。
と言っても盛り過ぎとなると、
研磨も一苦労となりますので、ほどほどで行いましょう。
ホイールのガリ傷の修理手順4
参照元URL:http://bluemaywind.jp
パテがよく固まったら、
続いてはパテを盛った部分を均す方法である研磨の作業に入ります。
ここで重要となるのが、
耐水ペーパーを小さな角材などに巻きつけて、
使用することなんです。
この方法により、研磨部分を平らに保つことができ、
仕上がりもバッチリとなります。
この時に何も使用せずに手だけで行うと、
いつまでも平らにならないどころか、
研磨部分にムラができ、
最悪の場合は、一からパテの盛り直しとなってしまいます。
耐水ペーパーを使う順序は、
番号の小さい方から使用していくことで、
最後にはつるつるの仕上がりになり、
塗装面にも影響してきますので、
綺麗に仕上げたい方は、頭に入れておいてくださいね。
ホイールのガリ傷の修理手順5
参照元URL:http://www.repair-navi.com/
最後はメインイベントとなる塗装の作業に入ります。
この作業によって仕上がりが左右されますので、
丁寧にいきたいところですよね。
注意点は、一度塗装をした時に、
色が薄いからといって、
塗り続けることは控えることです。
これは塗装の垂れを防止する方法として、
とても重要な事になります。
正しい塗装の方法としては、
一度塗り終えた部分が乾いてから、
さらに重ね塗りを施すことなんです。
この作業を二度三度と繰り返して、
できるだけ周りの色と近づけて塗装は完了となります。
本来は全塗装をすべきなのですが、
ピンポイントの塗装となりますので、
場合によっては、乾燥後にコンパウンドなどを使用した方法で、
塗装面の仕上げを行っても光沢が出て、
さらに綺麗に仕上げることができますよ。
この記事を読まれた方からは、
こちらの記事も人気です。
<関連記事>
・車の傷消しにおすすめなコンパウンドやペン、スプレーのご紹介!
さて、これまでにホイールに付けてしまった
ガリ傷の修理の方法や必要なグッズをご紹介してきましたが、
DIYでの修理も、やってみると意外と出来るものですので、
無駄な出費を抑えるためにも、是非、挑戦してみて下さい。
以上今回は『ホイールのガリ傷を修理する方法は?自分で修理する方必見です!』の記事でした。