車のエンジンを始動した瞬間に、
いつもとは違った排気音が聞こえてきて、
マフラーが故障した経験はございませんか?
車の排気ガスによって、
急激な加熱と冷却を繰り返すマフラーは腐食する機会も多く、
交換となれば高額にもなりますので、
DIYで修理できることならば、
してみたいという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、
車のマフラーを修理する方法について、
詳しくご紹介して参りたいと思います。
車のマフラーの修理に必要な物は?
こちらでは車のマフラーを修理する際に、
必要となるものをご紹介いたしますので、
修理を円滑に進めるためにも、
参考にしていただければと思います。
●車のマフラーの修理にはマフラーパテを!
最初にご紹介するのは、
マフラーにできてしまった傷を塞ぐマフラーパテです。
車のボディの凹みなどの場合は、
通常のパテとなりますが、
車のマフラーとなれば、
排気ガスによって熱を帯びますので、
熱に強いパテでなければなりません。
また、小さな穴などには対応できますが、
大きな穴ともなれば、
パテのみでは太刀打ちできませんので、
下記でご紹介するボンドと併用した使用方法がおすすめです。
●車のマフラーの修理にはマフラー補修バンドを!
続いてのご紹介は、
車のマフラーの穴や亀裂を、
補修するマフラー補修用バンドです。
こちらは、パテのみでは強度的に補修できかねる
接続部分の補修の際に、
パテを塗布した上からバンドで固定することで、
より強度のある補修を施すことができます。
一般的には溶接などで行われるのですが、
一般家庭にはそこまでの機材はありませんので、
このような措置が取られるのがおすすめです。
●車のマフラーの修理には耐熱塗料を!
続いてのご紹介は、
マフラーを補修した部分を、
その後の錆などから防いでくれる耐熱塗料です。
せっかく丁寧にマフラーを補修しても、
錆などに侵食されることによって、
すぐに再発してしまったのでは、
再び手間がかかってしまいますし、
無駄なお金もかかることになります。
そこで、患部を修理した後に塗装をし、
コーティングを施してあげるわけですが、
一般的な塗料となると高温には耐えられませんし、
耐熱の塗料でなければなりません。
耐熱ともなると熱による劣化を、
防いでくれることにもなりますので、
必ず準備しておきたい物の一つになります。
●車のマフラーの修理にはワイヤーブラシを!
続いてのご紹介は、
マフラーの補修部分の錆や汚れを、
綺麗に磨くことのできるワイヤーブラシです。
パテを使用するマフラー面が汚れていると、
せっかくのパテも剥がれ落ちてしまいますし、
いくらパテ自体に強度を持ちあわせていても、
100%の補修などできません。
そこで補修部分をよく磨き上げて、
後の補修にとりかかることによって、
完璧な仕事ができるんです。
直接的な補修道具ではないですが、
とても重要な準備作業をする際には、
是非、用意しておいていただきたい道具となっております。
●車のマフラーの修理にはサンドペーパーを!
続いてのご紹介は、
上記のワイヤーブラシと共に用意しておきたいサンドペーパーです。
上記でもご紹介したワイヤーブラシは、
大まかな部分を粗目に磨くことができる工具となっておりますが、
もっと丁寧に種類ごとに目の細かさが必要ともなると、
サンドペーパーが大変便利なんです。
ワイヤーブラシが届かないような場所でも、
指に巻き付けるようにしても使用できますので、
しっかりと磨きの作業が行える道具となっております。
●車のマフラーの修理には保護メガネを!
続いてのご紹介は、
磨きの作業をする際に、
自分の目を錆や鉄粉から守ってくれる保護メガネです。
マフラーの補修箇所周辺を磨く際に、
車から取り外すことのできる部分は、
作業台などで行うことができますが、
下にもぐって作業を行う際には、
錆や鉄粉が目に入ってしまう恐れがあり、
大けがに繋がるおそれもありますよね。
それを未然に防ぐためにも、
保護メガネを使用することにより、
安全に作業を進めることができますので、
マフラーの補修以外にも役立つこと間違いなしです。
●車のマフラーの修理にはアルミテープを!
最後にご紹介するのは、
パテでは太刀打ちできないような、
比較的大きな傷をカバーしてくれるアルミテープです。
アルミテープは、
マフラーの患部に張り付けて使うのですが、
それなりの強度を兼ねそろえているため、
大きめの傷や穴を補修することができるんです。
また、重ね貼りをすることによって、
さらに強度を増すこともできちゃいますので、
使い方は無限大ともいえるグッズです。
車のマフラーを修理する方法は?(小さな穴編)
こちらでは実際に車のマフラーに、
小さい穴が開いた時に修理する方法を、
手順ごとに詳しく説明していきますので、
是非、参考にしていただければと思います。
●車のマフラーを修理する手順1(小さな穴編)

参照元URL:http://www.autobacs.com/
まず初めは、これから修理する箇所を確認しておくことです。
マフラーの傷と言っても亀裂がや穴というように、
傷の形状も違ってくることによって、
自ずと修理方法も変わってきます。
まずマフラーのサイレンサーなどに空いた、
1cm未満の穴の場合は、
パテで補修することができますので磨きの作業に入ります。
患部を中心とした周囲10cmほどの範囲を、
大まかな錆や塗料などは、
ワイヤーブラシを使用して良く落とし、
さらにサンドペーパーなどを使用して、
パテが密着しやすくするように下準備します。
この作業を怠ってしまうと、
せっかくのパテが剥がれ落ちてしまうことになり、
やり直しを余儀なくされることになりますので、
手を抜かずにきちんとやっておきましょう。
●車のマフラーを修理する手順2(小さな穴編)

参照元URL:http://www.autobacs.com/
続いてはパテを使用して穴を埋め込むパテ盛です。
ヘラを使用して穴の中に押し込むようにパテを盛るのですが、
表面だけに付いたような状態となると、
マフラーの振動などによって、
すぐに剥がれてしまいますので押し込むように盛りましょう。
さらに指に水をつけながら、
パテの表面をなだらかにすることで、
後の塗装の際にも綺麗に仕上げることができます。
この方法を行い約1日乾燥させていくのですが、
急ぎで仕上げたい場合には、
エンジンを始動させ熱をつかう方法により、
手短に乾燥させることができます。
しかしきちんと密着していない場合には、
やり直しになることも考えられますので、
極力、自然乾燥させる方法をおすすめします。
●車のマフラーを修理する手順3(小さな穴編)

参照元URL:http://www.autobacs.com/
続いてはマフラーの修理箇所や、
パテを保護するための塗装です。
修理箇所をそのままにしておくと、
パテが劣化して剥がれやすくなり、
錆の原因にもなってくることから、
この作業も手抜きをせずに行いたいところです。
修理箇所以外にも全体を塗装しておくことによって、
さらなる劣化を防ぐこともできますので、
ついでに塗装を施しておいてもいいでしょう。
塗装を施す方法のコツとしましては、
一度に厚ぬりをせずに、
乾かしながら何度か重ね塗りをすることで、
タレを防ぐことができますし、
塗装面を綺麗に仕上げることもできます。
普段見えない部分であっても、
きちんと仕上げておきましょう。
車のマフラーを修理する方法は?(接合部編)
こちらでは上記とは違った症状となる、
サイレンサーとパイプの接合部分の修理の方法を
手順ごとに詳しく説明していきますので、
是非、参考にしていただければと思います。
●車のマフラーを修理する手順1(接合部編)

参照元URL:http://www.autobacs.com/
最初に行う作業としましては、
小さな穴編でもご紹介した通り、
患部の周囲10cmをワイヤーブラシや、
サンドペーパーで磨くわけですが、
今回は接合部分ということで患部となる溶接部分を全て磨きます。
この方法によって、
患部のパテの密着性がよくなり、
その周囲からの排気漏れを防ぐこともできるからです。
●車のマフラーを修理する手順2(接合部編)

参照元URL:https://i.ytimg.com/
続いてはマフラー補修用のバンドの取り付けに当たり、
前もって模りをします。
最初にパテを盛ってしまったのでは、
バンドや手に付着するということもありますので、
模りの作業は欠かせません。
患部がパイプ部分だったら、
バンドをそのまま使用してもいいのですが、
パイプとサイレンサーの継ぎ目の場合には、
バンドの端に切り込みを入れることによって、
患部を完全覆い強度を出すことをおすすめします。
●車のマフラーを修理する手順3(接合部編)

参照元URL:http://jp.images-monotaro.com/
続いてはマフラーの患部にパテ盛を施します。
この際に平らな患部の場合は、
ヘラを使用しても問題はありませんが、
サイレンサーとパイプの角などの場合は、
パテの密着性を高めるためにも指で行う方法をとりましょう。
パテを適量盛った上に、
バンドを取り付けていくのですが、
模りを施したときの要領で、
角に合わせパテに押し付けるように取り付けていきます。
そして固定ボルトを締めこんで、
その上からパテを塗り込むことで、
さらに強度が生まれます。
これで乾燥させれば完了となりますが、
塗装を施しておくことで、
錆や劣化を防ぐことができますので、
完璧をお求めの方には、
是非おすすめしたい方法となっております。
また修理箇所によっては、
修理費用が10万円以上となる場合もあります。
そうなると車を買い換えた方が良い場合もありますので、
一度、現在のお車の買取相場をチェックしてみてもいいかもしれませんね。
ちなみに買取価格はやっぱり高い方が良いと思います。
現在、一番高くで買い取ってくれるのは、車一括査定ですが、
車一括査定ですが、何回も電話やメールがきてうっとうしいですよね。
そこでおすすめなのが以下のズバット車買取比較です。


多くの電話やメールなどはなく、
一社とのやり取りになりますので、非常に楽で、しかも便利です。
気になる方は、
ぜひ、一度、車の買取相場もチェックしてから修理をしてみてくださいね。
車のマフラーを修理する方法は?(接合部編)
最後にご紹介するのは、
アルミテープを使用したマフラーの修理方法です。
これまではパテやバンドを使用した方法を、
ご紹介してまいりましたが、
安価に済ませたい方や応急処置程度であれば、
簡単にマフラーの修理ができるこちらの方法をおすすめします。
車のマフラーを修理する手順1(アルミテープ編)

参照元URL:http://www.autobacs.com/
最初に行う作業はこれまでの方法と同様、
修理箇所の周囲を磨く作業から始まります。
これまでよりも広範囲を磨くことで、
アルミテープの密着性がよくなり、
排気漏れなどの心配がなくなりますので念入りに行いましょう。
車のマフラーを修理する手順2(アルミテープ編)

参照元URL:http://stat.ameba.jp/
続いては穴にアルミテープを貼り付ける作業ですが、
はじめから全体に張り付けるのではなく、
手始めに補強として穴をふさぐ程度のアルミテープを貼りましょう。
この方法によって、
穴の修理が二重構造となりますので、
一枚分よりも強固となるからなんです。
そのため心配な場合にはもう一枚貼り付けてもいいですよね。
車のマフラーを修理する手順3(アルミテープ編)

参照元URL:http://www2.u-netsurf.ne.jp/
最後はマフラーをアルミテープで補修する際の仕上げです。
先ほど仕上げた修理箇所に、
アルミテープを巻き付けていくのですが、
ただ適当に巻き付ければいいわけではありません。
方法のコツとしましては、
テープの幅の約3分の2が重なるようにしましょう。
そうすることにより、
通常よりも強固な補修ができますので、
再発を防止できますよ。
これまでにマフラーの修理の方法を、
いくつかご紹介して参りましたが、
参考になりましたでしょうか?
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たかがマフラーと言っても、
排気漏れなどがあれば車検も通りませんし、
買うとなれば安いものでもありませんので、
できることならばDIYの方法で済ませたいところですよね。
マフラーの修理は意外と簡単ですので、
ご自分で修理して安心ドライブを楽しみましょう。
以上今回は『マフラーを修理する方法は?車のマフラーを自分で修理する方必見です!』の記事でした。