車のブレーキを踏むと
異音が聞こえたことはありますか?
普段、気にならなかったブレーキから
変な音がするということ自体が
何かしらの異常を知らせているんです。
異音の種類によっては
ブレーキの不具合箇所も違ってくるので、
単にブレーキパッドを交換すればいい、
というわけではありません。
そこで今回は、ブレーキの異音別に
どのような不具合が考えられるのか、
対処法と共に紹介していきます。
ブレーキを踏むとゴゴゴと異音がする時は?
ブレーキを踏んだ時に聞こえてくる
「ゴゴゴ」という異音がしたときは
比較的、軽症の場合が多いですが油断は禁物です。
まずは自分で点検するか、
カーディーラーに相談するなど早急な対応が必要です。
ブレーキを踏むとゴゴゴと異音がする原因は?

参照元:http://www.a-s-wakamiya.jp/
ブレーキパッドの硬化が考えられます。
ブレーキパッドの交換時期は大体2~3万キロ、
もしくはブレーキパッドの厚さが3㎜以下になった時に
交換する目安とされています。
毎日、車を使用していれば
ブレーキパッドの硬化は防ぐことができますが、
車を週末にしか利用しない人は
走行距離も少なく、ブレーキパッド自体が
固くなっている原因が考えられます。
ブレーキを踏むとゴゴゴと異音がする時の対処方法は?
仮にブレーキパッドの硬化が異音の原因だとすると
一番早い解決方法はブレーキパッドの交換です。
例え、走行距離が2~3万キロに達していなかったり、
ブレーキパッドの厚さが3㎜以下でなくても
あまりにも異音が気になる場合は交換をおすすめします。
上記で紹介しているブレーキパッドは、
ekワゴンに対応しているブレーキパッドですが、
軽自動車であれば1000円程度で購入可能なので、
手頃な価格で交換することができますよ。
ブレーキを踏むとシャリシャリと異音がする時は?
ブレーキを踏んだ時に聞こえてくる
「シャリシャリ」という異音がしたときは
普段、耳にしない変な音なので明らかに異常だと感じるはず。
では、この「シャリシャリ」という異音は
何が原因で起きているのか見ていきましょう。
ブレーキを踏むとシャリシャリと異音がする原因は?

参照元:https://blogs.yahoo.co.jp/
2つのことが考えられます。
①ブレーキパッドが減ってパッドセンサーに反応している
パッドセンサーとはブレーキパッドが減ってくると
交換の合図をしてくれるセンサーになっています。
ブレーキパッドが減り、
パッドセンサーが常に押された状態になって
2つが擦れて「シャリシャリ」という
異音が鳴っていると考えられます。
②ディスクブレーキとそれを保護する鉄板に異常がある
ディスクブレーキとは走行中に
車輪と一体になって回転するディスクローターを
ブレーキパッドで挟み、
発生する摩擦力によって停止させるシステムのこと。
その後ろに付いている保護する鉄板が
錆や何らかの接触などによって曲がっていたりすると、
異音が生じている原因が考えられます。
ブレーキを踏むとシャリシャリと異音がする時の対処方法は?
異音の主な原因はブレーキパッドの摩耗と
ディスクブレーキの不具合ということがわかったので、
2つとも交換するのが望ましいでしょう。
また、ディスクブレーキの後ろに付いている鉄板が
曲がっていた場合や、パッドセンサーに異常がある場合は、
個人で修理できない特殊な作業なので
カーディーラーに修理を依頼しましょう。
ブレーキを踏むとキーと異音がする時は?
ブレーキを踏むと「キィィィ」という異音が鳴るのは
ブレーキの異常を知らせる可能性が高いです。
それでは「キィィィ」というのは
何が原因で起きているのか見ていきましょう。
ブレーキを踏むとキーと異音がする原因は?

参照元:http://www.lionheart2005.com/
ブレーキパッドの摩耗が原因と考えられることが多いです。
他にも考えられる原因は
自分でブレーキパッドを交換した時に
装着する「鳴き止めシム」という部品が
上手く貼り付けられていない可能性があります。
これはブレーキパッドの裏に鳴き止めシムを貼り付けて
音や振動を吸収させますが、音が鳴るということは
音を吸収していないということなので
上手く貼り付けられているか確認する必要があります。
ブレーキを踏むとキーと異音がする時の対処方法は?
明らかにブレーキパッドが摩耗して
それが異音の原因ならば
ブレーキパッドの交換を勧めますが、
交換して新しくしたばかりという場合もあるかもしれません。
そんな方には上記のブレーキパッド用グリスを
塗ることをおすすめします。
消音の効果とブレーキパッドの焼き付き防止など
耐熱性に優れており、ランキング1位も獲得している
人気商品なので、気になった方は試してみてくださいね。
ブレーキを踏むとカタカタと異音がする時は?
ブレーキを踏むと「カタカタ」や
「カツカツ」と異音が鳴るのは、
ブレーキの異常を知らせる可能性が高いです。
この「カタカタ」する異音は比較的、
後輪から聞こえてくると言われていますが
原因は何が考えられるのか見ていきましょう。
ブレーキを踏むとカタカタと異音がする原因は?

参照元:https://danman.jp/
車のリアブレーキがドラムブレーキになっています。
ドラムブレーキを簡単に説明すると、
ドラム内のブレーキシューが大きくなったり
小さくなったりして減速させるという構造になっています。
ブレーキパッドを分解しないと
中の様子はわかりませんが、
ブレーキシューに何かしらの不具合が
異音の原因と考えられます。
また、原因が故障でなければ、
雪道や濡れた滑りやすい路面で
フルブレーキすると、タイヤがロックされる
ABS作動が「カタカタ」と音を発生させる場合もあります。
ブレーキを踏むとカタカタと異音がする時の対処方法は?
「カタカタ」の異音はドラムブレーキ内の
ドラムシューが原因と考えられますので、
ドラムシューを交換することが一番の最善策でしょう。
ただ、ディスクブレーキに比べて
ドラムシューの構造は複雑なため、
カーディーラーに修理を依頼することをおすすめします。
この記事を読まれた方からは
こちらの記事も人気です。
<関連記事>
・ブレーキパッドのメーカー!人気のブランドやおすすめの商品とは?
・バックミラーのドライブレコーダーのおすすめランキング8選!
・車でアクセルとブレーキを間違える原因や防止策、おすすめのグッズとは?
ブレーキの異音別に考えられる原因を探ってきましたが、
どの異音にも共通しているのはブレーキパッドの摩耗です。
安全に車を乗るためにも
聞き覚えのない異音が鳴っていたら
早急に対処することをおすすめします。
以上、『ブレーキを踏むと異音!ゴゴゴやシャリシャリ、キーと鳴る原因や対処法は?』の記事でした。