車を使う生活をしていると突然やってくるバッテリーのトラブル。
バッテリーのトラブルは場合によると、
突然エンジンが掛からないという自体に陥ることもあります。
ニュースでも取り上げられますが、
ゴールデンウィークの時期や、
Uターンラッシュ、帰省ラッシュの時期になると、
JAFなどの特集になるほど、
珍しくはないことなのです。
かといって、車のバッテリーを、
いつ何時トラブルが起きるわからないのに、
非常時の為に積んでおくこともできませんし、
助けを呼ぶとなると、
出張費などの無駄なお金がかかってしまいます。
そんな突然の車のバッテリーのトラブルですが、
交換の時期を把握しておけば、
心配することなく車に乗ることができますし、
バッテリー自体の寿命を延ばすこともできるんです。
そこで今回は車のバッテリー交換の時期や方法について、
ご紹介していきたいと思います。
車のバッテリーを交換する時期は?
参照元URL:http://img.allabout.co.jp/
基本的なバッテリーの交換の時期ですが、
車のエンジンオイルやオイルエレメントなどのように、
具体的に車の走行距離などで割り出せるものではありません。
車のバッテリーの場合は年数でいくと、
だいたい2~3年経過した時期が、
交換の時期の目安になります。
完璧なところでいうと、
車検の度にバッテリーを交換すればいいのですが、
そこまでこまめに行う方はいませんし、
無駄な出費は極力避けたいものです。
バッテリーの交換をおすすめする時期としては、
やはり秋の時期に交換することをおすすめします。
車のバッテリーというのは、
気温が高いと力を発揮しやすいのですが、
気温が低いと力が弱くなるからです。
という理由で、やはり交換の時期としては、
冬を迎える前の秋をおすすめします。
車を利用する頻度によっても,
バッテリーの寿命は変わってきますので、
通勤距離が極端に短い車や、
消費電力の大きなもの使用している車は注意が必要です。
このように使い方次第になりますので、
一概に交換する時期といっても、把握できないのが現状です。
ところが、車のバッテリーの
ちょっとした症状を確認することで、
適切な交換の時期を確認することができるんです。
①過去に車のバッテリーが上がったことがある
②バッテリー自体が膨張している
③バッテリー液が減りやすい、または偏って減る
④ターミナル付近に白い粉がついている
⑤夜間にブレーキを踏んだときに、車のライトが暗くなる
⑥充電しても比重が上がらない
以上のことが一つでも当てはまる場合は、
交換の時期にきていると判断しても良いでしょう。
車のバッテリーを交換する時に必要な道具は?
車のバッテリーの交換をカーディーラーや、
カー用品店にお願いするのもいいとは思いますが、
時期的な問題で混み合うことも予想されますし、
無駄な工賃や時間をかけるよりも、
その分のお金で工具を揃えてみてもいいかもしれません。
そこでこちらでは車のバッテリー交換の際に、
必要な工具をご紹介していきたいと思います。
●車のバッテリーを交換するにはメガネレンチを!
車のバッテリーを交換する際には、
車側とバッテリー側を固定しているボルトが2本あるのですが、
この部分のナットを外すときにこちらのメガネレンチがおすすめなんです。
このメガネレンチは、
ターミナル部分を締めたり緩めたりする作業にも使用しますので、
バッテリーの交換には必ず必要な工具になります。
●車のバッテリーを交換するにはドライバーを!
車のバッテリーは電気を蓄えている部品なので、
誤って工具が触れてしまうと、
ショートを起こし車を傷付ししまう場合がございます。
そんなトラブルを回避するには、
こちらのドライバーがおすすめです。
こちらのドライバーは金属が露出しておらず、
ショートを起こしにくい構造になっているからです。
車の知識のがあまりない方には、
是非、この様なドライバーをおすすめします。
●車のバッテリーを交換するにはグリスを!
車のバッテリーにターミナルは電気を使用しているため、
腐食してきてしまいます。
これは新しいバッテリーに交換する際に、
ターミナルの腐食防止に使用します。
比較的安価ですので、
バッテリーの交換する時期を伸ばすためにも、
塗っておくことをおすすめします。
●車のバッテリーを交換するには手袋を!
上記でも申し上げたいように、
車のバッテリーは電気製品なので、
感電の防止にも使用しますし、
バッテリー液は希硫酸ということもりますので、
バッテリー交換の作業に軍手などは不向きなんです。
こちらはゴムの手袋で、
電気を通すこともなく、
希硫酸がかかっても心配ないですよね。
タイヤ交換の時期や、洗車の際にも使用できますよ。
●車のバッテリーを交換するには保護メガネを!
バッテリーは中身が希硫酸なので、
目に入ると失明の危険があります。
こちらは目を保護するメガネで、
希硫酸から目を守ってくれるんです。
単純なバッテリー交換では液が、
漏れたりすることはありませんが、
万が一に備えて準備しておいたほうがいいでしょう。
他にも、服についたりすると穴が開くほど危険なので、
汚れてもいい服を着たり、
適当な前掛けがあってもいいかもしれませんね。
車のバッテリーを交換する方法のご紹介!
ここで、初めて車のバッテリーの交換をするという方に、
交換の方法をご紹介いたします。
既にご存知の方も、
併せて参考にしていただきたと思います。
車のバッテリーを交換する手順1
参照元URL:http://www.ne.jp/
車のバッテリーを交換する際に、
まず、やっておきたいことは、
端子部分に粉が噴いていたり、
著しい錆がある場合は、
ワイヤーブラシで落としておくことをおすすめします。
このちょっとした工夫で、後々ナットを外す際のスムーズさが、
格段にアップするんです。
車のバッテリーを交換する手順2
参照元URL:http://www.llcs.jp/
次に車のバッテリーのターミナルをマイナス側から外していきます。
バッテリーのプラス側は、たいてい赤いカバーがついてますので、
簡単に分かると思いますが、
もしもカバーが欠損している場合は、
バッテリー端子付近に、+と-の形の凹凸があります。
必ずマイナス側から外していただきたいというのは、
万が一、プラス側から外す作業をしていて、
工具を通じてボディに通電すると、
最悪の場合はバッテリーの爆発や重大な怪我につながるからです。
車のバッテリーを交換する手順3
参照元URL:http://estima.battery-exchanges.com/
バッテリーのターミナルを外したら
次は、バッテリーを固定しているステーを外していきましょう。
このステーはバッテリーのマウントに、
ボルトの先が引っかかっているので、
共回りすることなくメガネレンチのみで外すことができます。
ナットがボルトから抜ける瞬間は、
エンジンルーム内にボルトが脱落することがありますので、
押さえておく必要があります。
ここでやっと古いバッテリーをはずすことができます。
ここで、外したプラス、マイナスのターミナル部分を、
この時に再度磨いて、 お湯や水でよく洗浄してください。
この作業は、バッテリー交換の時期にしかする機会がありませんので、
念入りにしておいたほうがいいでしょう。
車のバッテリーを交換する手順4
参照元URL:http://hazedon.life.coocan.jp/
古いバッテリーを外すことができたら、
いよいよ新しいバッテリーの取り付けです。
部品の交換は、同じ様に設置することが鉄則ですので、
付いていた向きをよく確認し、
バッテリーを設置しましょう。
車のバッテリーを交換する手順5
参照元URL:http://www.sawada-autoservice.com/
バッテリーの設置が終われば、
次にステーで車とバッテリーを固定いたします。
この時はナットの締めすぎに注意してください。
というのも、このステーのナットは、
限りなく締まっていきますので、
せっかく交換したバッテリーが変形してしまうおそれがあるからです。
次に、バッテリーを外すときの逆の順序なので、
先にバッテリーのプラスを取り付けて、
ターミナル部分のボルトを締めこみ、
その後にマイナスを取り付けます。
ここでも注意していただきたいことがあり、
ターミナルを端子にはめた後に、
しっかりとはめるために軽く上からたたいてください。
この接触が悪いと、バッテリーの端子は鉛で出来ているために、
スパークした影響で解けてしまう可能性があるからです。
最後にバッテリーのターミナルにグリスを塗布してください。
こうしておくことによって、
次の交換の時期には、
容易に取り外しを行うことができるんです。
車のバッテリーを交換した際には、
時計やオーディオの設定がリセットされますので、
最後に調整しておくことも忘れないで下さいね。
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いかがだったでしょうか?
車を動かすためには、必要不可欠なバッテリーですので、
新品のバッテリーに交換したとしても、
夏前の時期や、冬前の時期には、
日常的に液量のチェックをすることも必要です。
万全な対策で快適なドライブを楽しんでくださいね。
今回は『 車のバッテリーを交換する時期や方法、工具のご紹介!』の記事でした。