車を保有していると、いつかはやってくる
クーラント(ラジエーター液)のトラブル。
クーラント(ラジエーター液)の
トラブルが起こると、
エンジンがオーバーヒートしたり
焼け付いてエンジン内部が故障し、
最悪の場合は車を廃車にまでしなければいけなくもなります。
また、夏場の暑い時期などには
クーラント(ラジエーター液)のメンテナンスを
怠ってると取り返しのつかない事態にもなりかねません。
そんなクーラント(ラジエーター液)のトラブルですが、
交換の時期や方法を把握しておけば
無駄な出費がかかることもなく、
クーラント(ラジエーター液)の寿命を延ばすことができ
大事な愛車を長く乗り続けることもできます。
なので今回は、
クーラント(ラジエーター液)の交換時期や方法、
クーラント(ラジエーター液)に使える工具も
ご紹介していきますね。
車のクーラント(ラジエーター液)を交換する時期は?
参照元URL:http://ori-atsu.blog.so-net.ne.jp
基本的なクーラント(ラジエーター液)の交換時期ですが、
クーラント(ラジエーター液)には
ロングライフクーラント(LLC)と
スーパーロングライフクーラントというものがあり、
クーラント(ラジエーター液)とはいわゆる不凍液で
スーパーロングライフクーラントというものは、
名前の通りロングライフクーラントよりも寿命が長いのが特徴です。
このロングライフクーラントの交換時期は
基本的には2年ごとの交換がおすすめですが、
長期間交換していない場合は交換により
冷却水が漏れるなどの不具合が生じる可能性があることも
頭に入れておいてくださいね。
スーパーロングライフクーラントの場合は
車両の取扱説明書の交換時期に基づき
ロングライフクーラントの希釈は50%を目安としてください。
以上の交換時期の目安とクーラント(ラジエーター液)の量も
車両の取扱説明書のサービスデータに
交換の際必要な冷却水のおおよその量が記載されていますので
それを目安として必要な量が6Lであれば、
余裕を持って4L程度の
ロングライフクーラントを用意しておくといいでしょう。
以上の基本的なことを覚えていただき、
クーラント(ラジエーター液)の点検は3ヶ月に一度はして
最低でも半年に一度は点検を行ってください。
ところが最近ではメーカーが
スーパーLLCを納車時点で充填している事が多く、
交換サイクルが初回9年(以後4年)といった
非常にサイクルが長い物も有るので、
自分の車に充填されている冷却水が
どの様なタイプなのかを知った上で、
交換時期を判断していく事が必要です。
車のクーラント(ラジエーター液)を交換するのに必要な道具は?
参照元URL:http://www.garagehrs.com
車のクーラント(ラジエーター液)をディーラーや
カーショップに依頼すると、
時期やタイミングで混み合っていたり
無駄な工賃や時間をかけなければ
いけなくなることもありますよね。
その分のお金と時間をかけるなら
工具を揃えるのもアリだと思います。
そこでクーラント(ラジエーター液)の交換をする際に
必要な道具をご紹介していきますので
参考にしてみてくださいね。
クーラント(ラジエーター液)の交換にはクーラントファンネルがおすすめ!
ラジエーターにクーラント液の注入、
エアー抜き作業に使用する工具で
ファンネルとアダプターのセットになります。
クーラント(ラジエーター液)の交換時には
非常に便利なこちらの製品。
国産車用と外車用のアダプターが3種類セットされているので、
軽自動車から乗用車まで様々なお車にご使用頂けて
クーラントの注入とエアー抜きが同時に行えますので、
クーラント(ラジエーター液)の交換をする方は
一つは持っておきたいアイテム。
容器が半透明なので残量が分かりやすく大変便利で
異物の混入を防ぐ為にメッシュがついていて
バルブコックもついているので、
注入量の調節も簡単に行うことができます。
クーラント(ラジエーター液)の交換にはクーラントチャージャーがおすすめ!
エアーコンプレッサーをお持ちの方は
このクーラントチャージャーが大変便利でおすすめ!
クーラント(ラジエーター液)の交換時に必要な真空引きと
注入の切換え操作が手元で行え、
真空引き作業により冷却水を数分間で充填できます。
また短時間で面倒な交換作業が完了し
35・40・45の3種類のテーパーコーンによって、
軽自動車から普通乗用車、
国産車から輸入車まで幅広く対応しております。
ただエアーコンプレッサーを持っていない方は
使用できませんので注意してくださいね。
クーラント(ラジエーター液)の交換にはドレンパンがおすすめ!
オイル交換やクーラント交換に
便利なプラスチック製ドレンパン。
パーツメーカーでは有名なDAYTONA製のもので
作業終了後の移動時に、
オイルがこぼれにくい折り返し構造を採用しており
廃油ノズル付きなので捨てるのも楽々です。
クーラント(ラジエーター液)交換をする際は
古いクーラント(ラジエーター液)を処理する必要がありますので
このような道具があれば
簡単にクーラント(ラジエーター液)交換ができますよ。
またガソリン、シンナー等の溶剤にはご使用できませんので
注意してご使用ください。
車のクーラント(ラジエーター液)を交換方法は?
ここまでは車の
クーラント(ラジエーター液)の交換時期や、
交換に必要な道具などをご紹介させていただきました。
ここからは車の
クーラント(ラジエーター液)の
交換方法をご紹介したいと思います。
車のクーラント(ラジエーター液)の交換手順1
●ドレンプラグの位置を確認
参照元URL:http://minkara.carview.co.jp
冷却水を排出することができるドレンプラグは、
ラジエターの下部にセットされている
タンクの左/右どちらかの側面に取り付けられているので、
まずはこちらを確認してください。
車のクーラント(ラジエーター液)の交換手順2
●ドレンプラグを緩めて冷却水を排出させる
参照元URL:http://minkara.carview.co.jp
ドレンプラグを外れない程度に
ぎりぎりまで緩めてください。
ただし、これではチョロチョロとしか流れ出ないので
ラジエターキャップを外して内圧を抜いてやると、
冷却水が勢いよく流れ出します。
あとは、完全に排出されるまで待機しましょう。
車のクーラント(ラジエーター液)の交換手順3
●冷却水を注入する
参照元URL:http://minkara.carview.co.jp
完全にドレンプラグから
冷却水を抜ききったらドレンプラグを絞め込み、
ラジエターの注入口の口元までいっぱいに水を注入しましょう。
車のクーラント(ラジエーター液)の交換手順4
●エンジンを始動してクーラント(ラジエーター液)を循環させましょう
参照元URL:https://www.youtube.com
エンジンを始動し、
水を循環させることで冷却経路内のすすぎを行います。
また、冷却水はヒーターコア内にも流れているため、
すすぎを行うときは
必ずヒーターを作動させて循環させてください。
車のクーラント(ラジエーター液)の交換手順5
●冷却経路内のすすぎを行う
参照元URL:http://minkara.carview.co.jp
すすぎは水温が上がって
サーモスタットが開くまで行い、
アッパホースが熱くなったらほぼ完了で
電動ファンが回りだしたら完璧です。
そこまでアイドリングさせたら排出してください。
この作業を抜けてくる水が透明になるまで数回繰り返しましょう。
車のクーラント(ラジエーター液)の交換手順6
●LLCを注入する
参照元URL:http://minkara.carview.co.jp
排出されてくる水が透明になるまで
すすぎ洗いを繰り返して、
エンジン内部に残った冷却水を水に置き換えたなら
冷却水の総量に対する
適正な比率となるだけのLLC原液を注入後、
口元まで水を補充してください。
この時、エア抜きプラグが設けられている車種はそれを外し、
冷却水が漏れ出てきたところで再び締めてあげましょう。
車のクーラント(ラジエーター液)の交換手順7
●エンジンを始動しエア抜きする
参照元URL:http://www.geocities.co.jp
ラジエターキャップを外したままエンジンを始動し、
エアが抜け切るまでアイドリングさせてください。
これが不十分だと、
オーバーヒートすることがあるので
注意して作業しエア抜きが完了したら
減った分を補充しましょう。
車のクーラント(ラジエーター液)の交換手順8
●リザーバータンクを洗浄する
参照元URL:http://minkara.carview.co.jp
リザーバータンクは水垢が付着しやすく、
冷却水に混じって流れ込んだサビも沈澱しやすいので
このような汚れを放っておくと
冷却経路内にも循環してしまうため、
冷却水を交換するときは取り外してきれいに洗浄しておきましょう。
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いかがでしたでしょうか?
一番最初にもお話しましたが
車のクーラント(ラジエーター液)の交換時期を
放置したり気づかないでいると
エンジンが故障したり愛車がダメになってしまうことも。
このクーラント(ラジエーター液)の交換方法は
少々面倒のように思えますが一度覚えてしまうと
割と簡単に出来るんです。
愛車の寿命を長くしたい方は
ご自身で日頃のメンテナンスから
クーラント(ラジエーター液)の量などを点検し、
必要であれば交換しましょう。
以上今回は『クーラント(ラジエーター液)を交換する時期や方法、工具のご紹介!』の記事でした。