車に乗っている年月が長くなれば、
何かしらのトラブルが起きることもありますよね。
車のトラブルにも様々なものがありますが、
起こると厄介なことになるのがエンジンのオーバーヒート。
オーバーヒートは、
症状によっては自分で対処できる場合もありますし、
車屋さんに持って行かなければ直せないこともあります。
車屋さんで直すとなれば、当然修理費が発生しますので、
お財布にはイタイところですよね。
今回は車のエンジンのオーバーヒートについて、
どんな症状が起きるのか対策や修理方法をご紹介します。
車のエンジンがオーバーヒートするって何?
参照元URL: https://encrypted-tbn3.gstatic.com/
どういう状態なのかご説明します。
オーバーヒートの意味は、
過熱または過熱しすぎている状態ですよね。
つまり、車のエンジンのオーバーヒートは、
エンジンが正常な範囲の温度より熱くなり過ぎている状態のことなんです。
車のエンジンは、稼働していると次第に熱を増すものですが、
熱くなり過ぎると負担が掛かってしまい壊れることもあるんです。
それを防ぐために、
運転時にエンジンを冷やす仕組みになっていますが、
何らかの原因でエンジンが冷やされず熱が増していくと、
適正な温度を超えてエンジンがオーバーヒートした状態になるんですよ。
車のエンジンがオーバーヒートした時の症状は?
参照元URL: http://carlifefan.com/archives/
すぐに止まったりはしませんが、
普段とは違った現象がいくつか起こります。
車のエンジンのオーバーヒートが一番わかりやすいのが、
冷却水の温度を示す水温系計の異常なんです。
エンジンをかけたばかりの時は、エンジンがまだ冷たいので、
冷却水の温度も低くCの付近を指していますが、
エンジンが温まると水温系はCとHの真ん中あたりになりますよね。
本来なら真ん中にあるはずの針がHに近づいていくようであれば、
エンジンがオーバーヒートしている可能性があるんです。
他にも、アクセルを踏んでもなかなかスピードが上がらなかったり、
ドアをノックするようなノッキング音が聞こえたりしますよ。
またこうしたサインに気づかず運転を続けると、
水温計はHを振り切り、
ボンネットから煙(水蒸気)が出たり、
耳障りな高い音が聞こえてくるんです。
さらに酷くなるとオイルの焦げた匂いや異音が聞こえてきたり、
アクセルを離すと勝手にエンジンが止まってしまったりしますよ。
そして、限界を超えてしまうと、
エンジンが壊れて動かない状態になってしまいます。
車のエンジンがオーバーヒートする原因は?
参照元URL: http://homepage2.nifty.com/
冷却システムの不具合があります。
車はエンジンのオーバーヒートを防ぐために、
エンジンが動いている時は冷却水で冷やす仕組みになっているんです。
冷却システムはラジエーターや冷却ファン、ウォーターポンプ、
サーモスタット等の働きで冷却水をエンジンに送ったり、
温まった冷却水を冷やして再びエンジンに送ったりするんです。
どこかに故障があると、冷却水の循環ができなかったり、
温まった冷却水を冷やしたりできずにオーバーヒートしたり、
場合によっては冷却水が漏れてしまったりします。
また、冷却水はエンジンの熱で少しずつ蒸発するので、
どこも故障していなくても量が減っていくことから、
冷却水の量が不足することでもオーバーヒートの原因になります。
他にも、エンジンオイルが不足したり劣化したりすると、
潤滑が悪くなり摩擦熱によってオーバーヒートしてしまいますよ。
車のエンジンがオーバーヒートした時の対策方法は?
もし、運転中に車のエンジンがオーバーヒートしてしまったら、
エンジンが完全に壊れてしまうのだけは避けたいですよね。
そこで万が一エンジンがオーバーヒートしても、
無理をして使い続けなければ最悪の事態は避けられるんです。
ここからは、具体的にはどうしたら良いか、
オーバーヒート時の対策と、気をつけることをご紹介しますね。
●アイドリング状態でボンネットを明けておきましょう!
参照元URL: http://車のトラブル原因対策.biz/
とりあえず走行するのをやめて原因を確かめなければいけませんが、
その時、エンジンを停めずにアイドリング状態にしておくんです。
エンジンがオーバーヒートしているのに、
アイドリング状態にするのは、
なんだか矛盾しているようにも思えますが、ちゃんと理由があるんです。
それは、エンジンを止めると冷却システムも止まってしまい、
エンジンの過熱がさらにすすんだり、
潤滑油が循環せずに焼けてしまう可能性があるからなんです。
とりあえずオーバーヒートの原因が分かるまでは、
アイドリングしながらボンネットを開けて外気を取り入れ、
エンジンを冷やすようにしましょう。
もし、冷却水が漏れて無くなっていたり、
冷却ファンが壊れていたら、
冷却システムがうまく働かないのでエンジンを停めてくださいね。
●冷却水の状態を確認しましょう!
参照元URL: http://221616.com/car-topics/
車を安全な所に停めて冷却水の状態を確認することも大事なんです。
もし、冷却水を溜めておくリザーバータンクが空になっていたり、
下限値を示すlowまたはminのラインより水位が低い時は、
冷却水が漏れている可能性があります。
その場合はすぐにエンジンを止めてくださいね。
反対に、リザーバータンクのfullまたはmaxのラインより高い時、
上部より噴出した形跡がある時は、
ラジエーターキャップやガスケットに問題があるのかもしれません。
もし、冷却水が白濁しているようであれば、
ガスケットが破損してオイルが混ざっているということなので、
冷却水の見た目もひとつの判断材料にしてくださいね。
●ロードサービスをよびましょう!
参照元URL: http://prtimes.jp/
先ほど挙げた、
ボンネットを明けてエンジンルームを冷やす、
冷却水を確認するくらいなら簡単にできますが、
それ以上の点検は、かえって状況を悪化させることもあります。
それに、エンジンがオーバーヒートしているときは、
エンジンがすごく熱くなっているので、
とても危険な状態なんです。
だから、あまり無理をして色んなところを点検するよりも、
ロードサービスを呼ぶようにしましょうね。
車のエンジンがオーバーヒートした時の修理費用は?
参照元URL: http://www.nanomic.jp/
何かしらの交換や修理が必要になります。
冷却水の補充だけなら数千円、冷却ファンやラジエーターは1~6万円、
ガスケットは4~6万円で交換してもらえますよ。
もし、エンジンを新しくする場合には20万円以上かかりますので、
できることなら構成部品の交換で済むようにしたいですよね。
また修理箇所によっては、
修理費用が10万円以上となる場合もあります。
そうなると車を買い換えた方が良い場合もありますので、
一度、現在のお車の買取相場をチェックしてみてもいいかもしれませんね。
ちなみに買取価格はやっぱり高い方が良いと思います。
現在、一番高くで買い取ってくれるのは、車一括査定ですが、
車一括査定ですが、何回も電話やメールがきてうっとうしいですよね。
そこでおすすめなのが以下のズバット車買取比較です。
多くの電話やメールなどはなく、
一社とのやり取りになりますので、非常に楽で、しかも便利です。
気になる方は、
ぜひ、一度、車の買取相場もチェックしてから修理をしてみてくださいね。
車のエンジンがオーバーヒートした時におすすめグッズは?
先ほども言いましたが、
車のエンジンがオーバーヒートしたら、
無理に自分で直そうとしない方が良いんですよ。
でも、なるべくやれることは自分でやりたい方のために、
オーバーヒートした時のためのグッズをご紹介しますね。
いざという時のために、
車に積んでいると安心できますので、
長距離を走る方、よく車に乗る方は検討してみてくださいね。
車のエンジンがオーバーヒートした時は冷却水の補充がおすすめ!
冷却システムの設備の不具合や冷却水漏れがなく、
蒸発による冷却水の減少が原因であれば、
冷却水を補充することで再び走ることができますよ。
少し幅をとりますが、
お守り替わりに持っていると遠出する時も安心ですよね。
上記の冷却水は希釈せずに原液のまま使えるので、
希釈用の水を用意する必要もなく、
希釈の手間も省けるので手軽に使えておすすめですよ。
車のエンジンがオーバーヒートした時はラジエーターキャップの交換がおすすめ!
ラジエーターキャップは冷却システムの圧力を一定に保ったり、
冷却水をリザーバータンクに入れたり出したりしているんです。
なので、これが壊れてしまうと冷却水が沸騰したり、
それにより他の部品を痛めてしまいオーバーヒートに繋がるんです。
またラジエーターキャップも劣化するので、
定期的な交換が必要なんですよ。
上記の商品は価格が安価なので、
オーバーヒート対策用兼、日常保守用としておすすめですよ。
車のエンジンがオーバーヒートした時は噴霧器がおすすめ!
エンジンがオーバーヒートした時、
状態を悪化させないためには、
とにかく冷やすことが大切です。
とはいえ、車の機能として冷やせるのは冷却システムだけですよね。
あとは、ボンネットを開けての自然冷却ぐらいしかありませんが、
噴霧器があれば、もっと早く冷やすことができるんです。
本来の用途とは違いますが、
エンジンを冷ます手段として使えますよ。
上記の商品は、長いホースのおかげで離れたところから噴霧できるので、
蒸気による火傷の危険性を下げることができておすすめですよ。
この記事を読まれた方からは、
こちらの記事も人気です。
<関連記事>
・車のDIYで使う工具は?おすすめはセット?内装に使う工具は?
・車載するべき工具のおすすめは?車をDIYで修理する方は必見!
・車のパンク修理の方法!タイヤは自分で修理して時間や料金の節約を!
いかがだったでしょうか?
オーバーヒートしても原因や対処法が分かれば、
慌てずに正しい対応ができますね。
つい、なんとか目的地まで行きたいと思い、無理をさせがちですが、
走っている途中でエンジンが止まってしまったら大変ですよ。
また、エンジンが壊れてしまうと修理代も高くつきますので、
もし、オーバーヒートしたらすぐに車を停めましょうね。
以上、今回は『車のエンジンがオーバーヒート!症状や対策方法、修理は?』の記事でした。