車は新車の時は快適でも、

長く乗っていると色々なトラブルが起きますよね。

 

例えば、車のエンジンをかけて少しすると、

エアコンから冷たい(暖かい)風が出てくるハズなのに

なぜかいつまでたってもエアコンが効かないなんてこともあるんです。

 

真夏や真冬にエアコンが効かない車に乗るほど、

苦痛な時間はないですね。

 

もし、車のエアコンが効かなくなったらどうしたら良いのでしょうか?

 

そもそもエアコンが効かなくなる原因はどこにあるのか、

それを知らなければ対応できませんよね。

 

また、自分で直せるのか、車屋さんで修理してもらうしかないのか、

その場合の費用なども気になりますね。

 

今回は車のエアコンが効かない困った事態になった時のために、

原因と点検方法等についてご紹介しますね。

 


車のエアコンが効かないときに関係するところは?

車 エアコン 聞かない 原因 クーラー 
参照元URL:http://ks.c.yimg.jp/
車のエアコンが効かない原因を考えるためには、

エアコンの仕組みを理解していなければ分かりません

 

まず、冷房ですが、

車のエアコンはどうやって冷たい風をつくっているかというと、

液体が気体へと変わる時に周囲の熱を奪う性質を利用しているんです。

 

具体的には、クーラーガス(冷媒)をコンプレッサーで圧縮し、

高温高圧になった半液状の冷媒はコンデンサへと圧送され、

そこで冷却されて液状へと状態が変わるんです。

 

液状の冷媒はエキスパンジョンバルブからエバポレーターに噴射され、

気化する時に周囲の熱を奪いエバポレーターが冷えるので、

ブロアモーターで室内へ風を送ると冷たい風が出る仕組みとなっております。

 

次に暖房ですが、

車のエアコンから温風がでる仕組みは、冷房の時とは違うんです。

 

冷房の時は冷媒を液化したりガス化したりしていましたが、

暖房はエンジンを冷やす冷却水を利用しているんです。

 

車のエンジンは熱くなりすぎないように、

ラジエーターで冷えた冷却水で冷やすようになっていて、

エンジンの温度によってサーモスタットで流量を調整しています。

 

エンジンを冷やした後の冷却水は温度が高くなっているので、

それがヒーターコア内部のコルゲートチューブを通ると、

周囲の空気を温めてくれるんです。

 

これが車の暖房の仕組みなんです。

 

 


車のエアコンが効かない原因(冷房)

エアコンで冷風を作る時はいくつも関係する機器等があるので、

車のエアコンが効かない原因として考えられることは、

ひとつだけではないんです。

 

もし冷房が効かない原因を探すとしたら、

まずは何を確認するべきか、車のどこを確認したら良いか、

エアコンが効かなくなる理由とあわせておさらいしていきます。

 

●車のエアコン(冷房)が効かない原因1

クーラーガス(冷媒)

車 エアコン 聞かない 原因 クーラー
参照元URL:https://www.ejarn.com/
車のエアコンが効かない時は、

クーラーガスを確認してみましょう。

 

クーラーガスを液状にしたり気体にしたりして空気を冷やすので、

エアコンの冷房には欠かせないからなんです。

 

また、冷媒が足りないとコンプレッサーを稼働できませんし、

逆に多すぎると圧力が高くなりすぎて、

機器が正常に作動しなくなりエアコンが効かなくなります。

 

クーラーガスの状態は、

エンジンルームにあるサイトガラスを覗くと、

確認することができるんです。

 

適量のガスが送られている時は、

液体に少量の気泡が混ざって見え、

少ないと白く泡立っている感じで多すぎると気泡は見えません。

 

冷媒が漏れている場合には修理が必要になりますので、

ガソリンスタンドなどでチェックしてもらうと安心ですね。

 

クーラーガスの補充なら4,000円ほど、

漏れや詰まりの修理は20,000円程度の費用が掛かるようです。

 

 

●車のエアコン(冷房)が効かない原因2

コンプレッサー

車 エアコン 聞かない 原因 クーラー  
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コンプレッサーが故障した時も、

エアコンが効かなくなります。

 

コンプレッサーは冷媒を圧縮してコンデンサに圧送していて、

冷媒と同じく車の冷房にとって重要な役割を担っているんです。

 

コンプレッサーが動かないと、

後段にあるコンデンサやエバポレーターに冷媒が送られないため、

エアコンが効かなくなんです。

 

本来、冷媒が十分にある状態であればコンプレッサーは稼働しますが、

もし動かない場合は自分では治せないので、

修理できるところで見てもらいましょう。

 

コンプレッサーの修理は高く50,000円ほど掛かります。

 

 

●車のエアコン(冷房)が効かない原因3

ブロアモーター

車 エアコン 聞かない 原因 クーラー 1
参照元URL :http://stat.ameba.jp/

エアコンの冷房だけでなく暖房も効かない時は

ブロアモーターが故障しているのかもしれません。

 

車のエアコンは、冷房と暖房で仕組みが違うので、

冷房(暖房)は効かないけど暖房(冷房)は効くこともあるんです。

 

ですが、ブロアモーターが故障すると車内に空気が送られないので、

冷房も暖房もどちらも効かなくなります。

 

エアコンのスイッチを入れても風が出なくなったり異音がしたら

是非、ブロアモーターを調べてみてくださいね。

 

自分で交換することもできるようですが、

プロに頼んだ場合は20,000円前後するようです。

 

 


車のエアコンが効かない原因(暖房)

暖房の仕組みは冷房よりも関係するパーツが少なく、

トラブルは少な目かもしれませんが、

使っているうちに故障してしまうこともあるんです。

 

もし暖房が効かなくなるとしたら何が原因か、

考えられることをご紹介しますね。

 

●車のエアコン(暖房)が効かない原因1

 サーモスタット

車 エアコン 聞かない 原因 クーラー  2
参照元URL:http://www.carlifesupport.net/
エンジンの温度を一定に保つために冷却水の調整をしている

サーモスタットが故障すると暖房が効かなくなります。

 

もしサーモスタットが開いたままになると、

冷却水が常にエンジンへ流れるためエンジンの温度が下がるので、

冷却水の温度も上がらないのでエアコンが効かなくなるんです。

 

反対に、サーモスタットが閉じたままになると、

冷却水がラジエーターを通らないまま循環するので、

エンジンが冷えずに故障してしまう場合もあるんです。

 

もし、20~30分ほど走行してからメーターパネルの水温計を見て、

針が真ん中付近になければ故障しているのかもしれませんので、

心配な場合は修理屋さんで見てもらいましょうね。

 

サーモスタットの交換は10,000円程度でしてもらえますよ。

 

 

●車のエアコン(暖房)が効かない原因2

エアミックスドア

車 エアコン 聞かない 原因 クーラー 4
参照元URL:http://satoshitz.blog58.fc2.com/
冷却水と空気の熱交換が行われるヒーターコアには、

エンジンから冷却水が車の室内や外から空気が送られてくるんです。

 

送られる空気の量はエアミックスドアで調整しているので、

故障すると空気が流れず暖房が効かないこともあります。

 

もし、最初は暖かい風が出ていたのに、

少しすると冷たくなるようなら、

エアミックスドアの故障かもしれませんね。

 

エアミックスドアは少し高めで35,000円ほど掛かるようですよ。

 

 

●車のエアコン(暖房)が効かない原因3

冷却水

車 エアコン 聞かない 原因 クーラー 5
参照元URL:http://車のトラブル原因対策.biz/
冷却水は温められて蒸発するので、

循環している間に減っていくんです。

 

冷却水が減ると、

ヒーターコアでの熱交換が十分に行われなくなるので、

暖房が効かなくなったりエンジンが故障する原因になります。

 

冷却水の量はエンジンルームにあるリザーバータンクで確認でき、

自分でも交換できますが、

プロにお願いする場合は6,000円ほど掛かるようです。

 

 


車のエアコンが効かない時に自分で交換できるもの

車のエアコンが効かない時に原因が分かれば、

関係するパーツを自分で交換することもできますよね。

 

ただし、エアコンの修理は電気系統の配線が複雑だったり、

作業するスペースが狭かったり

色々なものを取り外さなければならず時間がかかったりと大変なんです。

 

お金は掛かってもプロにお願いした方が楽だと思いますが、

簡単に交換できるものもありますよ。

 

こちらではそんな交換部品をご紹介していきたいと思います。

 

冷媒が原因でエアコンの冷房が効かないとき

こちらは冷媒が不足していて冷房が効かない時に、

ガスを補充することができる工具なんです。

 

ガスの補充だけでなく、

圧力テストや気密測定もできるんです。

 

マニホールドゲージでコンプレッサーの圧力を確認できるので、

コンプレッサーの故障を見つけることもできますよ。

 

エアコンの点検から修理まで必要なものがセットになっているので、

手持ちであるととても便利ですよね。

 

 

冷却水が原因でエアコンの暖房が効かないとき

冷却水の交換は、

他のパーツよりも交換が簡単なので、

是非一度、挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

こちらの冷却水は、

JISの規格品ですがとても安価なので、

なるべく安く交換したい人におすすめなんです。

 

また、国産車と輸入車のどちらにも使えて、

ラジエーターなどの材質を選ばないところも嬉しいですよね。

 

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いかがだったでしょうか?

 

車のエアコンが効かない原因はいくつかあることが分かりましたよね。

 

エアコンといっても冷房か暖房かでも違いがあるので、

どちらが効かないのかそれとも両方なのか確認する必要があります。

 

エアコンの仕組みに関係する大半のものは、

ネットや車用品を扱うお店で買えるので、

是非、自分で交換してみて下さいね。

 

また車のエアコンは修理箇所によっては、

修理費用が10万円以上となる場合もあります。

 

そうなると車を買い換えた方が良い場合もありますので、

一度、現在のお車の買取相場をチェックしてみてもいいかもしれませんね。

 

ちなみに買取価格はやっぱり高い方が良いと思います。

 

現在、一番高くで買い取ってくれるのは、車一括査定ですが、

車一括査定ですが、何回も電話やメールがきてうっとうしいですよね。

 

そこでおすすめなのが以下のズバット車買取比較です。

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多くの電話やメールなどはなく、

一社とのやり取りになりますので、非常に楽で、しかも便利です。

 

エアコンが効かなくて、修理費用が気になる方は、

ぜひ、一度、車の買取相場もチェックしてから修理をしてみてくださいね。

 

以上、今回は『車のエアコンが効かない原因は?クーラーの修理費用は高いの?』の記事でした。