回転差を機械的に調整する機構であるデファレンシャル。
そんなデファレンシャルでは、
デフオイルの交換について、
悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、
デフオイルの交換の時期や、
交換する方法をご紹介していきたいと思います。
デフオイルの交換の時期は?
参照元URL:http://bbs44.meiwasuisan.com/
実際の交換時期について悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
デフオイルというのは時間とともに酸化してきますので、
期間的には約2年と言われております。
また走行距離の目安で言うと20000kが、
交換時期の目安となっています。
走行距離が少ないという場合でも、
2年の時期が経っている場合には、
上記の目安ではなく交換しておきましょう。
時期やキロ数とはいえ、
マメに交換するに越した事はありませんので、
中古車を購入した場合には、
交換しておくことをおすすめします。
デフオイルを交換する時に必要な道具は?
デフオイルの交換に便利な道具はたくさん市販されていますが、
こちらでは必要不可欠な道具のみを
ご紹介してきたいと思います。
●デフオイルを交換するにはデフオイルを!
最初はデフオイルの交換に、
これが無ければ始まらないというデフオイル。
上記のデフオイルは、
トヨタ車全般に合うオイルとなっておりますので、
他メーカーの車に乗っている方は、
その車にあったデフオイルをおすすめします。
基本的には自動車メーカーが出している
純正のデフオイルを使いましょう。
●デフオイルを交換するにはヘキサゴンレンチを!
デフオイルを交換する際には、
ドレンと注入プラグを回す際に、
ヘキサゴンレンチが必要になってきます。
車種によってプラグの大きさが違い、
レンチがプラグにあっていない状態で無理に回すと、
プラグの破損や思わぬ事故にもつながりますので、
そのプラグにあった大きさのレンチを使いましょう。
●デフオイルを交換するにはサクションガンを!
デフオイルの注入は少し、
注入しにくに位置にある為、
どうしても狭いところに注入できる道具が必要になってきます。
こちらはオイル缶からのオイルを吸い込み、
デフへの注入を行えるサクションガンです。
デフオイルはエンジンオイルのように、
何リッターも入るわけではないので、
この容量がちょうど良くおすすめです。
●デフオイルを交換するにはオイルトレイを!
古いデフオイルを抜き取る際には、
どうしても下に垂れてしまうため、
排デフオイルを受け取る
オイルトレイ道具が必要になってきます。
上記のオイルトレイは、
高さが薄めに設計されており、
狭い場所にもなんなく入ってくれるんです。
デフオイルだけでなく、
エンジンオイルやブレーキオイルを受ける際にも、
使うことができますので、
是非、お手元においていただきたい道具となっております。
●デフオイルを交換するには油圧ジャッキを!
デフオイルを交換するには、
車の下に入るため、
やはり車を若干、上げなければなりません。
パンタグラフジャッキを
2丁などという方法では少し不安ですので、
上記の様な油圧ジャッキを使用しましょう。
上記の油圧ジャッキは、
とてもリーズナブルな金額ですので、
趣味、程度に車のメンテナンスをする方には、
もってこいな道具となっております。
デフオイルを交換する方法のご紹介!
さて、デフオイルを交換する道具が揃ったところで、
こちらではデフオイルの交換方法について、
ご紹介していきたいと思います。
怠ると大変危険な注意事項もありますので、
気をつけて作業を行ってくださいね。
デフオイルを交換する方法①
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デフオイルを温めておきましょう。
デフオイルはエンジンオイルと違って、
粘度が高く、低温では硬く抜けにくいという問題があるためなんです。
寒い時期は気温が低いので、
デフオイルも冷えていてなかなか抜け辛く、
温める方法と言っても、
ただ暖気運転しているだけではデフが稼動していないので温まりません。
10分程度走行した後に、
デフオイル抜く方法をとりましょう。
デフオイルを交換する方法②
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ジャッキアップを行いましょう。
ジャッキといえばオイル交換以外にも、
春や夏のタイヤ交換にも大活躍ですので、
所有している方も多いと思います。
デフオイルの交換を自宅で交換する際は、
ある程度の車と地面とのスペースがないと、
この先の作業がし辛く支障をきたしますので、
大袈裟ぐらいにスペースをとって作業することをおすすめします。
また自分が作業しやすい高さまでジャッキアップしたら、
その後はリジットラックと呼ばれる台に車体を乗せて、
車を安定させましょう。
ジャッキのみでこの作業を行っていると、
何らかの拍子に車が動き出し、
交換中の人が下敷きに、ということも考えられます。
リジットラックスが無いという人は、
車のホイール付きのタイヤを、
ジャッキアップした車体の高さ近くまで重ねて、
万が一車体が下がってきても身を守ってくれるようにするべきです。
ここでジャッキを用意できないという人は、
スロープ代わりの幅の広い角材などを順番に並べて、
好みの高さになったら輪止めをして車体をあげましょう。
ジャッキを使うにしろ、スロープを使うにしろ、
車が動き出して、死亡事故に繋がるケースが多々ありますので、
輪止めは必ず使用しましょう。
デフオイルを交換する方法③
参照元URL:http://www.geocities.jp/
注意点があるんです。
このような時期しか見ることの無く、
普段緩める機会が無い
デフのオイル注入プラグやドレンプラグですが、
緩むと困るものですので、
かなりきつく締めてあるはずです。
となると、短い六角レンチを使った方法では、
なかなか緩まないんです。
ここで短いパイプなどで、
六角レンチの取っ手を延長して、
極力は無駄な力を使わずに回しましょう。
そしてもう一つ注意点があり、
先にドレンプラグよりも上にある、
オイル注入用のプラグを緩める方法をとりましょう。
ドレンプラグがはずれたが、
注入用プラグが緩まないことや、
六角の穴がなめてしまう、という場合も想定されます。
先にドレンプラグをはずし、
デフオイルが空になったとすると、
オイルを注入したくても、
下の穴からではオイルを入れることは不可能なのです。
しかもデフオイル注入用のプラグは、
オイルレベルの役割もしてますので、
どれほどのオイルが中に入ったのかがわかりませんよね。
こんな不測の事態に備えて、
必ずオイル注入用である、
上のプラグからはずす方法を心がけましょう。
次にドレンプラグをはずすわけですが、
まずオイルトレイを下に用意しておきましょう。
準備が出来たところでオイルを抜くんですが、
新品とは明らかに違う色のオイルが流れ出てきますので、
この汚れを実感できるはずです。
デフオイルを交換する方法④
参照元URL:http://stat.ameba.jp/
続いてはデフオイルの注入です。
まずはドレンプラグが完璧に締まっていることを
確認しましょう。
デフオイルの注入の際のポイントですが、
缶に入ったまま熱めのお湯で温めておくと、
オイルが軟らかくなりますので楽に注入の作業ができるんです。
時期的な問題もありますが、
オイルを抜く際にデフ自体を温めてから抜きましたので、
その逆の手順です。
オイルの注入方法では、
上記でご紹介したサクションガンを使うと便利ですよ。
サクションガンがお手元にないと言う方は、
ホームセンターや楽天などのネット通販で売られている、
油差しを使うと便利です。
この方法は容量は様々ですが、
500mlのものを使えば、
1ℓ弱のオイルはほぼ二回で済みます。
スペース的に狭いという場合は、
小さな200mlを5回に分けて、
注入するという方法で工夫してみてはいかがでしょうか?
車種によってもデフオイルの容量は違いますが、
規定量が1ℓの場合、
800ml当たりからゆっくり注入していきましょう。
あまり勢いを付けすぎると、
注入口から無駄にデフオイルが流れて、
その流れが止まるまで待つ羽目になります。
注入口からオイルが若干逆流してきたところで、
1度オイル補充を止め、
デファレンシャルの内部にオイルを循環させて、
規定量のオイルを入れましょう。
車体がジャッキアップされている場合は、
左右交互にタイヤを回しますが、
スロープを使った交換方法の際は、
オイルが自然と循環するまで待ちましょう。
そして最後に少し多めのオイルを注入し、
その垂れが収まったら注入プラグを締めて完了です。
以上この記事を読まれた方からは、
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いかがだったでしょうか?
デフオイルの交換は難しい様に見え意外と簡単です。
今年はデフオイルをご自分で交換し、
快適なドライブを楽しんではいかがでしょうか?