自動車を運転している時は気にしないけれども、

一度起こると、とても困るのがパンクです。

 

パンクしたタイヤは、

そのまま走行するととても危険ですので、

修理が必要になってきますよね。

 

パンク修理はタイヤ販売店や、

カーショップ、ガソリンスタンドで出来ますし、

自分で穴を塞いでパンク修理が出来る製品も売られています。

 

しかしパンクの仕方によってはタイヤの修理は出来ません

 

今回はパンクした時に交換しなければいけないタイヤの見分け方

をご紹介していきたいと思います。

 


パンクした時に交換するべきタイヤの症状は?

どのような症状ならばパンクした時に、

交換が必要になるのでしょうか?

 

ここではその症状をご紹介します。

 

交換するべきタイヤの症状1

車 タイヤ パンク 交換
参照元URL:http://daimo.seesaa.net/

大きな穴が空いてしまったパンクのときは、

タイヤの交換をしなければいけません。

 

パンク修理には、

タイヤを外さずに外側から穴を塞ぐ方法

タイヤを外して内側から穴を塞ぐ方法があります。

 

どちらの方法でも、

空いてしまった穴を少し押し広げて

広がったところに補修の為のゴムのプラグを埋め込み、

穴が塞がろうとする力で密着をさせます。

 

密着したしたゴムプラグは、

走行中の熱でくっついていく仕組みなのですが、

あまり穴が大きいと、

この密着する力が足りなくなって空気が漏れることがあるんです。

 

穴の大きさの目安6mm程度が限度とされています。

 

 

交換するべきタイヤの症状2

車 タイヤ パンク 交換、1
参照元URL:http://toppy-a-gogo.c.blog.so-net.ne.jp

タイヤに裂けるような傷が入ってパンクしたときは、

傷が細くてもタイヤの交換を

しなければいけない場合があります。

 

上で書いた通りパンク修理では、

空気が漏れるところを埋め込むように行いますが、

幅が狭くても細長い傷の場合は、

端の方で漏れ出してきてしまいます。

 

 

交換するべきタイヤの症状3

車 タイヤ パンク 交換、2
参照元URL:http://www.geocities.co.jp/

タイヤの側面に穴や傷がついてパンクしたときも、

タイヤの交換をしなければいけません。

 

もしパンクの原因が丸くて小さい穴だったとしても、

残念ながらそれが側面にあったならば交換しなければいけないんです。

 

実はタイヤの側面は、

走っている途中に大きな力がかかり、

いつも伸びたり曲がったりを繰り返しています。

 

停まっている自動車のタイヤを見ると、

下の方の側面が少しひしゃげ気味で、

側面の形が上下で非対称になっていますよね?

 

走っている間は、

この形がいつも変わり続けていることになりますから、

このような場所の穴を塞いでも、

タイヤの形が変わるタイミングで空気が漏れてしまうかもしれません。

 

しかもタイヤの側面は、

タイヤの中で最も薄い部分です。

 

ですから修理の為に穴を広げようとすると、

更にタイヤを痛めてしまうことがあります。

 

そんなわけで、

タイヤ側面が原因のパンクは、

それがどんなに小さく丸い穴でも修理出来ないのです。

 

 

交換するべきタイヤの症状4

車 タイヤ パンク 交換、6
参照元URL:http://jice.homemate.co.jp/

タイヤのゴムの中には、

カーカスコードと呼ばれる繊維が編み込んであるのですが、

アンラッキーなことに、このコードの切れ方が良くないと、

穴が小さくてもタイヤを交換しなければいけない場合があります

 

例えパンクを修理して、

空気が漏れなくなっても、

タイヤの強度がコードが切れたせいで保てないからです。

 

タイヤの中には、

私たちの周りの気圧の2倍から3倍の高圧の空気が入っています。

 

ですからコードが切れた部位によっては、

最悪の場合、空気を入れている途中で

爆発的なパンクである『バースト』を引き起こすこともあります。

 

これはかなり危険で、

空気を入れている人にとって

命に関わる事故になることもあります。

 

もちろん上手く空気が入ってくれても、

走っている途中にコードが切れたところが一気に裂ける

やはりバーストが起こるかもしれません。

 

ハンドルが効かなくなったり、

ブレーキが効かなくなったりすると、

大事故に繋がることもあります。

 

ちなみにコードが切れている場合、

タイヤは不自然に盛り上がるなどの変化が起こります。

 

 

交換するべきタイヤの症状5

車 タイヤ パンク 交換、7
参照元URL:http://blogs.yahoo.co.jp/

パンクしたときには穴が空いた場所とは関係なく、

タイヤの内側がボロボロになってしまうことがあります。

 

そのような場合は必ずタイヤの交換をしなければいけません。

 

なぜタイヤの内側がボロボロになってしまうかというと、

本当なら空気の力を借りて、

自動車の重さを支えているはずのタイヤが、

パンクしたことによってゴムだけの力で、

重さを支えなければいけなくなるからです。

 

パンクした状態のタイヤは、

大きく歪んでしまい内側が痛んでしまいます

 

内側が見ただけでボロボロになっている場合は、

もちろん修理出来ませんが、

一見大丈夫そうでも、

タイヤの表面に皺が寄っているような状態になると

ゴムの中の傷みが進行している可能性が高いので、

タイヤの交換が必要になります。

 

 

交換するべきタイヤの症状6

F1001240.JPG
参照元URL:http://www.allumeur.jp/

タイヤの穴が丸くて小さく、

場所も側面ではなく、

そして内側が大きく痛んでいない場合も、

パンクした後に空気圧が下がったまま距離を走ってしまった場合は、

走った距離次第でタイヤの交換をしなければいけない場合があります。

 

タイヤのゴムに普段よりも、

大きな力がかかった状態での走行が長く続くと

表から見えないところでコードが切れていたり

ゴムの層が剥がれていたりする可能性が高まるからです

 

そもそもパンクした状態で自動車を走らせるのは、

とても危険なのですが、

パンクの仕方によっては、

なかなか気付かないことがあるんですよね。

 

どのくらいの距離をパンクしたまま走ってしまったのか分からない場合

大事をとって交換しましょう。

 

 

交換するべきタイヤの症状7

車 タイヤ パンク 交換、3
参照元URL:http://www.autobacs.com/

スプレータイプのパンク修理剤を

応急的に使ってしまった場合もタイヤの交換が必要です。

 

修理剤を使って修理したはずなのに修理出来ないだなんて、

まるで謎かけみたいですよね。

 

スプレータイプのパンク修理剤の『修理』とは、

とりあえず走れるようにするための応急修理用で、

そのままのタイヤを使い続ける前提には出来ていないんですよ。

 

スプレータイプの修理剤は、

タイヤに空気を入れるバルブから、

空気と共に修理する為の液体を同時に噴射する仕組みになっております。

 

噴射された液体はタイヤの中でベトベトとした物質に変わり、

タイヤの内側に付着して、

何処かに空いている穴を塞いでしまうという仕組みなのですが、

このときタイヤのゴム自体を少し溶かしてしまうので、

タイヤの強度を落としてしまうのです。

 

ですからパンク修理剤を使う場合は、

あとからタイヤを交換する前提で使いましょう

 

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交換するべきタイヤの症状8

車 タイヤ パンク 交換、4
参照元URL:https://www.clip-studio.com/

ガラスの破片が散らばった場所などを走ることで、

アンラッキーなことに一度に何箇所も穴が空いて

パンクする場合がありますが、

この場合もタイヤの交換をしなければいけない場合があります。

 

穴同士が近いと強度が低下してしまうので、

50cm以上は離れていないといけないと言われております。

 

もしかすると幸運にもバラけて穴が空いた場合は

2,3ヶ所一度に修理出来る場合もあるかもしれません。

 

でも残念ながら穴が近過ぎて、

交換する必要がある場合の方がずっと多いかもしれませんね。

 

 

交換するべきタイヤの症状9

車 タイヤ パンク 交換、5
参照元URL:http://www.clker.com/

既に以前修理したことがあるタイヤでのパンク

タイヤの交換が必要だと判断される場合があります。

 

2回目にパンクをしたということは、

タイヤのダメージもそれだけ沢山蓄積しているということですから、

タイヤの強度が低下して危険ですよね。

 

 

交換するべきタイヤの症状10

車 タイヤ パンク 交換、12
参照元URL:http://www.jaf.or.jp/

ランフラットタイヤでパンクしてしまった場合も、

原則として交換しなければいけません。

 

ランフラットタイヤは側面が普通のタイヤよりも硬く作られているので、

パンクしてもタイヤが潰れずに、

応急的に走ることが出来ます。

 

スペアタイヤを積まなくて済む上に、

パンクしても走ることが出来るのは安全性に繋がるとして

最近はヨーロッパの自動車を中心に採用が増えてきました

 

ところが、これは単に空気が抜けた状態でも、

タイヤが潰れにくいというだけで、

空気が抜けた状態で、

いつも使う前提になっているわけではありません

 

ですから空気圧が下がってタイヤだけで、

車体を支える状態まで進むと

タイヤのゴムは実際には傷んでいる場合が多いのです。

 

ところが困ったことにランフラットタイヤは肉厚なので、

タイヤを取り外してみても、

傷んだかどうかを目で見て確認することが出来ません

 

ですからランフラットタイヤでのパンクは、

基本的には交換することになっております。

 

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いかがだったでしょうか?

 

タイヤは自動車の中でも、

曲がったり止まったりするために大切な部品です。

 

もしも走っている途中にパンクして、

空気圧が一気に下がると、

曲がれなかったり止まれなかったりと、

大変なことになってしまいますよね

 

ですからこの記事で書いたような症状に当てはまる場合は、

修理ではなくタイヤの交換を考えましょう。

 

もし当てはまらなくて大丈夫そうだと思っても、

パンクの修理が出来るかどうかは、

プロに判断してもらうことが大切です。

 

もし交換の必要が指摘されたら、

きちんと交換しましょう。

 

以上今回は『パンクした時に交換するべき車のタイヤの見分け方をご紹介!』でした。