車の運転をしていて、ひやりとする瞬間は、
初心者でもベテランでもあることですが、
その中でも車のボディを凹ませてしまったという
経験がある方も多いのではないでしょうか?
そんな凹みの修理はプロに依頼すれば、
とてつもない金額となりますので、
自分で修理したいところですよね。
そこで今回は、車の傷の修理方法をグッズを含めて、
ご紹介して参ります。
車の傷の修理に必要な物は?
こちらでは、車に付いた傷を修理する際に、
必要となるものをご紹介いたしますので、
万全の態勢で、修理に臨んでいただきたいと思います。
●車の傷の修理にはパテを!
まず最初にご紹介するのは、
車に付いた傷と凹みを修理するためのパテになります。
すり傷程度の修理の際は、必要ありませんが、
凹みを伴った傷ともなると、
ある程度周りの面と同じに仕上げなければ、
さらに目立つことになり、修理の意味がありませんよね。
またパテにも種類があり、
傷が深い場合の厚付け用と、
仕上げ用の薄付け用がありますので使い分ける必要があります。
●車の傷の修理にはサンドペーパーを!
続いて紹介するのは、車の下処理から仕上げまで、
車を修理する際には必要不可欠なサンドペーパーです。
サンドペーパーは車の傷を綺麗に仕上げるためには、
粗さを使い分ける必要があります。
さらには一般的なサンドペーパーだけでなく、
水を使用しながら行う耐水ペーパーもご用意した方が作業がしやすいので、
120番から2000番あたりのサンド、
耐水ペーパー両方を準備して、
修理に取り掛かりたいところです。
●車の傷の修理にはサフェーサーを!
続いて紹介するのは、
車の下塗りと、細かい傷埋めの役割となるサフェーサーになります。
車の傷の修理と言っても、
様々な色が使われており、
白などの場合は、色のノリが悪くなりますし、
細かな傷も残してしまうことになります。
そのような事態を防ぐために必要となるのがサフェーサーで、
グレーや白の下地を作りつつ、
目に見えないほどの傷を埋める役割をしてくれます。
●車の傷の修理にはシリコンオフを!
続いて紹介するのは、
車の油分を確実に除去するシリコンオフです。
普段の車の手入れには欠かせないワックスですが、
塗装をする際には、どうにも邪魔な存在でしかありません。
水と油の関係のように塗料が弾かれて、
せっかくの修理も二度手間となってしまうからなんです。
そこで車のワックスなどの油分を、
こちらのシリコンオフで除去することで、
確実な塗装を施すことができるんです。
上記の様なスプレータイプを使用すれば、
簡単に施工ができちゃいますよね。
●車の傷の修理にはマスキングテープを!
続いては紹介するのは、
余分な場所への塗料の付着を防ぐマスキングテープです。
傷の修理の方法の中には、塗装はつきものですが、
それに付随するミストなるものが、
車のボディなどに飛散してしまいます。
そこで必要となるのがマスキングテープで、
新聞紙などを併用して使用すると、
さらに確実な養生ができます。
中には、ビニールとマスキングテープが、
一つになっている物もありますので、
傷の修理を楽にしたい方には、こちらもおすすめです。
●車の傷の修理には塗装スプレーを!
最後にご紹介するのは、
車の修理には必ず必要となる塗料スプレーになります。
近年、車の色というと、
とても多くの色が使われており、
板金屋泣かせといえるほど。
ところがスプレーも時代と共に進化しており、
車の色と調合して作られるようになり、
どんな色でも揃うようになっております。
また塗料スプレーだけでなく、
塗装の仕上げとなるクリアスプレーや、
塗装の継ぎ目をぼかすぼかしスプレーも
必要に応じて使用したほうがいいでしょう。
車の傷を修理する方法は?
ここからは、実際に車の傷の修理となるわけですが、
作業の順序ごとに修理の方法をご紹介していきますので、
車を元の状態に近づけるためにも、
是非、参考にしていただきたいと思います。
車の傷の修理手順1
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
車の傷の修理の方法としては、
まず、傷周辺のペーパー掛けからです。
車の傷は、大小さまざまとなりますが、
修理をする際は元の塗装を、
ある程度除去しなければなりませんし、
今後のパテなどの密着性も高めておかなければなりません。
そこで粗目のサンドペーパーで研いでいくわけですが、
傷の部分だけではなく、その周辺も磨いていくようにしましょう。
車の傷の修理手順2
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
続いては、凹みを元の高さに戻す
パテ盛りの作業に入ります。
この方法でのコツとなるのが、
凹みの中心から盛りはじめて外側へと広げていくことです。
凹みの中央部分は厚めに、
凹みの浅い部分は外側に向けて、
パテを周りの面よりも少し高めに均していくようにしましょう。
というのも、パテの仕上げのみでしたら、
この時に高さを合わせるのですが、
これから先には、研磨などの作業があるからです。
ここで注意しておきたいポイントが、
パテは硬化剤と練るタイプのパテは、
硬化スピードが速いので手早く行うことです。
車の傷の修理手順3
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
凹みを埋めたパテが十分に固まってきたら、
続いては、パテ盛りした部分をペーパー掛けしていきます。
この作業の最初は、
粗目のペーパーでパテ部分を研磨していくことで、
おおよその形を仕上げてしまいます。
この際のポイントとしては、
ペーパーを素手で掛けるのではなく、
20cmほどの角材を当てて研摩するようにしましょう。
これは面出しの際にとても重要となり、
比較的簡単に直線を出すことができ、
綺麗に仕上げることができるからです。
ある程度の研磨ができたら、
最後は400番くらいのペーパーで、
表面を平らに仕上げていきましょう。
車の傷の修理手順4
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
続いては、車の傷の部分と周辺を
塗装が弾かれることの無いよう、
シリコンオフを使用して脱脂していきます。
このシリコンオフをしなければ、
塗装どころかパテの密着性も悪くなり、
せっかくの傷の修理も台無しになりますので、
しっかりと行っておきたいところです。
使い方は簡単で、
スプレーを吹きかけて綺麗なウエスやタオルで、
拭き取っていくだけです。
傷の大きさにもよりますが、
この後の作業にも使用しますので、
量を考えての使用を心掛けましょう。
車の傷の修理手順5
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
続いては、仕上げのパテ盛りの作業を行いましょう。
先ほど綺麗に仕上げてきたはずのパテ盛りした部分は、
細かいペーパーのラインやピンホールなどの気泡によって、
パテに凹みがあるからです。
これを仕上げとして埋めていくことで
一層、傷の修理部分を綺麗に仕上げることができるんです。
この作業は、先ほどのパテ盛りで、
ベースとなる形が出来上がっていますので、
ヘラを使ってパテを細かい凹みに、
擦り込んでいくようにしましょう。
必要以上にパテを使用すると、
磨く際にとても苦労することになりますので、
ほどほどにしておくことが肝心です。
車の傷の修理手順6
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
仕上げのパテが乾いたら、
次はペーパー掛けの仕上げともいえる水研ぎを行っていきます。
この水研ぎ作業で使用する耐水ペーパーは、
番数の大きいものを使用し表面を仕上げていきます。
この際にも、ペーパーの内側に平らな角材を当てて、
研摩していくことで綺麗に仕上げることができます。
仕上げの作業中に、
新たなピンホールなどが出てきた場合は、
面倒でも上記の作業(手順5〜6)を繰り返し、
しっかりと仕上げていきましょう。
車の傷の修理手順7
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
続いては、塗装の作業に向けてのマスキングを施していきます。
まず、車の傷の修理部分よりも広めに、
マスキングテープを使用し養生していきます。
これでおおよその目安ができますので、
細かく範囲を限る際は、
この上からさらにマスキングを施すことで、
二重の対策ができますよね。
これでミストへの対策は完了となりますが、
風の強い日などは、さらに広めのマスキングをおすすめいたします。
車の傷の修理手順8
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
マスキングの作業が完了すれば、
次は塗装の下処理となるサフェーサーを吹き付ける作業です。
傷を修理しているパテの部分に、
サフェーサーを塗装するのですが、
スプレーをする際に気を付けたいのが、
一度塗ろうとしないことです。
それは垂れの原因や塗料の乾きも遅くなるからなんです。
ですので塗装を行う際には、
数回に分けて、乾燥させながらの方法で行っていきましょう。
パテによる修理箇所が見えなくなってきたら塗装作業の完了となりますが、
この際にパテの境目や細かな凹凸を発見した場合は、
上記でご紹介した方法と同様にパテを使用して修正し、
再度サフェーサーで仕上げていきましょう。
車の傷の修理手順9
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
続いては、サフェーサーの表面の仕上げとなる研摩の作業になります。
こちらの作業で使用するペーパーは、
1000番程度を使用して行った後に、
最終的には2000番を使用し仕上げて行きます。
あまり目の粗いペーパーですと、
新たな傷ができてしまいますので、
研摩されている実感はなくても、
じっくり進めていきましょう。
この際も、角材などを使用した方法で、
均一に研磨していくことで、
塗装後の表面が綺麗に仕上がりますので、
面倒ですが、こういう細かい作業も大切にしていきましょう。
車の傷の修理手順10
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
続いては、塗装面を綺麗に仕上げるためには、
必ず必要となるボカシの作業です。
車の傷の修理は部分的な修理となり、
普通に塗装するだけでは、
色の違いや塗装に段差が出て目立ってしまいますので、
本来は、そのパーツ全てを塗装しなければなりません。
ところがこのボカシの作業で、
プロ顔負けの仕上がりにできるんです。
ボカシ作業の方法としては、
作業手順11の直前に、
塗装を行うの境目まで十分に吹き付けておくだけです。
車の傷の修理手順11
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
上記でボカシ剤を塗装し終えたら、
乾く前にカラー塗装を施していきます。
カラー塗装の方法もサフェーサーを塗装した時と同様、
一度で塗らずに、数回に分けて塗るようにしましょう。
また一点に集中してスプレーするような方法は避け、
真横に進んでは、一段下がり、戻りながら横に、
というように塗装していくことを心掛けましょう。
他にも、あまり近くからスプレーしても、
垂れを起こしやすくなり、
遠すぎても、ミストのまま塗装面に付着してしまい
ざらざらした表面になってしまいますので、
車のボディとスプレーの感覚は15cmを目安にしましょう。
車の傷の修理手順12
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
カラーの塗装だけでは光沢が足りませんので、
次はクリアーで艶出しを行っていきます。
クリアーも先ほども使用したボカシ剤を使用し、
傷の修理箇所の周りのざらざらを、
カバーするように吹き付けていき、
重ね塗りをしていきましょう。
クリアーはカラー塗装と違い、
少し垂れやすいので、
気を抜かずに行いましょうね。
車の傷の修理手順13
参照元URL:http://www.99kobo.jp/
最後は、マスキングテープなどの養生を外して、
塗装面の乾燥をさせましょう。
この際には、養生材が塗装面に付くことに注意し、
約1週間ほど乾燥させ塗装が固まった後に、
コンパウンドで綺麗に磨き上げれば車の傷の修理が完成となります。
すぐに磨きたいところですが、
ここまでの工程が無駄になってしまいますので、
気を付けて待ちましょうね。
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また車の傷は修理箇所によっては、
修理費用が10万円以上となる場合もあります。
そうなると車を買い換えた方が良い場合もありますので、
一度、現在のお車の買取相場をチェックしてみてもいいかもしれませんね。
ちなみに買取価格はやっぱり高い方が良いと思います。
現在、一番高くで買い取ってくれるのは、車一括査定ですが、
車一括査定ですが、何回も電話やメールがきてうっとうしいですよね。
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車の傷の修理費用が気になる方は、
ぜひ、一度、車の買取相場もチェックしてから修理をしてみてくださいね。
以上今回は『車の傷を修理する方法は?自分で修理する方必見です!』の記事でした。