中古車を買う時に事故車と並んで

気を付けておきたいのが、水没車ですね。

 

一旦エンジンまで水に浸かってしまうと、

いくらメンテナンスしても

不具合が出てきやすくなってしまいます。

 

また、真水ではなく海水の場合だと

錆などの被害があるかもしれないので、

購入する時は充分注意していきましょうね!

 

ここからは水没車の見分け方のポイントや

中古車で購入する時に見るところどうしてダメなのかという点を

詳しくお伝えしていきます。

 

水没車はなぜダメなの?


参照元:https://www.youtube.com/

まず水に浸かってしまうと、

水中のゴミなどがボディの接触するので、

水没車のボディは細かい傷がついてる場合が多いです。

 

また、車内まで水が侵入した場合では、

車内のカーペットやシートに水が吸収されて、

菌が繁殖しやすくなります

 

ただでさえ車内は日が当たりにくいので、

カビなどの菌にとっては絶好の住処になるのです。

 

もちろん、エンジンなどの部品にも影響があり、

最近の電気自動車やハイブリット車は電気を多用していますので、

水の被害には弱いことが挙げられますよ。

 

さらには、ECUと呼ばれるエンジンを電子制御する部品が、

助手席の床の下に搭載されている場合も多くなっていて、

ドアの半分以上の高さに浸水した場合は危険水域と考えましょう。

 

 

水没車によく起きる故障は?


参照元:https://www.kurumaerabi.com/

エンジンルームに水が侵入すると、

車の低い個所に搭載されている電装部品へのダメージは深刻

 

電装部品に電気を供給している、

ハーネスと呼ばれる電線の集合体があります。

 

これが、車に張り巡らされた電線同士の隙間を毛細管現象で伝い

水の侵入を免れた電装部品まで水が伝わることで

故障するということも起きます

 

また、車のエンジンを掛ける時に回るセルモーターが回らなくなって

エンジンが掛からないという事象も水没車には多く見られますね。

 

 

水没車は売る時に値段が下がる?


参照元:http://www.kuruma-sateim.com/

これまでの水没車の紹介を見てみると、

水没車になってしまうと売却出来ないのでは?と

思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

水没車のような訳ありの車は、

日本国内では普通に販売しても購入されることはほとんどありません。

 

良くても、格安でパーツ取りように

売買されるケースが水没車には多かったですね。

 

ですが、日本では水没車が売れなくても、世界は広いです。

 

水没車であっても、日本以外の

東南アジア・ロシア・アフリカ・中東などに持っていけば、

壊れにくくて性能の良い日本車が水没車なので、

通常よりも安く購入でき、人気なんだそう

 

こういった水没車を海外では、

ミズノクルマ」と呼んでいるらしく、

性能が高い日本車を安価で入手できるとあって

非常に人気が高いのですね。

 

なので、中古車販売店でも

海外に太いパイプがある中古車販売店であれば、

国内専門の販売店よりも高額買収してくれますね。

 

ただ、水没車と普通の車で比べると、

普通車の方がやはり買収額は高額になるでしょう。

 

 

水没車を買わされてしまったら返却できる?


参照元:https://bestcarweb.jp/

消費者を守るクーリングオフですが、

中古車には適用されないので注意が必要です。

 

なので、基本的に一度、書面で購入を契約をしてしまえば、

例え、水没車であっても返却は難しいと考えておきましょう。

 

まだ納車前であれば何とかなる場合も多いですが、

既に車両が納車されている場合は、

契約後のキャンセルよりさらに難易度が高くなりますよ。

 

中古車を返却できるのは、事故車(修復歴車)であることを知らされず、

購入した場合のみだと思っていてくださいね。

 

しかし、水没車は事故車には入らないのです。

 

なので、修復歴なしでも水没車である可能性はありますし、

事故車でもないので返却もできない事態に陥ります。

 

そうならない為にも、ここからは

水没車の見分け方についてもここでは紹介しているので、

皆さんも参考にしてみてくださいね。

 

 

水没車の見分け方は?

水没車を購入してしまう被害を防ぐために、

身に着けておきたいのが、水没車を見極める方法

 

なかなか車のプロでなければ見分けるのが難しいですが、

一般の方も見極められるポイントをいくつか紹介していきますよ。

 

水没車の見分け方1:シートに不自然なシミがある


参照元:https://blogs.yahoo.co.jp/

水没車の見分け方で、

一番簡単なのがシートのシミです。

 

通常のシミとは異なり

室内のシートに同じ高さの位置に、

明かに不自然なシミがある時は注意が必要でしょう。

 

普通シミは同じ高さにできることは、

ほぼあり得ないですよね!

 

この見分け方で、ボーダー柄のシミを発見した場合

水没車を疑いましょう。

 

 

水没車の見分け方2:車体下部に錆が多い


参照元:https://carnny.jp/

水没車の見分け方で、車体下部に錆が多い場合は、

水没車を疑いましょう。

 

基本的に車体下部は錆が多い場所ですが、

明らかに錆が多い場合なんかは

担当者に聞いてみることをおすすめしますよ。

 

ただ、どれほどの錆が多いのか、少ないのかわからないと思うので、

見分け方として、現在所有している車を覗いてみるのもアリですね。

 

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水没車の見分け方3:エンジンルームに不自然な泥


参照元:https://www.webcartop.jp/

水没車の場合はエンジンルームに泥が付着している場合が多く、

見分け方のポイントとしてあげられます

 

通常の車であってもエンジンルームに

砂が入り込むことはよくありますが、

泥が侵入していたり、その泥が多量である場合は

水没車である可能性が高いでしょう。

 

また、見分け方として不自然な位置に泥が付着していると、

かなり怪しいですね!

 

 

水没車の見分け方4:車内の匂い


参照元:https://bluebottle.jp/

水没車の見分け方には五感をフルに使いましょう。

 

車内の匂いも見分け方に重要な手掛かりになりますし、

泥水で水没すると、かなり独特な臭いを発生させるので、

普通の中古車の匂いと違うと感じるはず

 

この匂いの見分け方はエアコンを始動させるとよりわかりやすいので、

必ずエアコンの臭いもチェックしましょう。

 

業者の中にはこの匂いで水没車だとバレるのを防ぐために、

強い芳香剤を置いたまま展示している悪徳なパターンもあるので、

見分け方のポイントの一つですよ。

 

 

水没車の見分け方5:車内の汚れ


参照元:http://car-moby.jp/

先ほどもシートのシミによる見分け方を紹介しましたが、

シートの隙間に砂や泥汚れがあると、

水没車である可能性は高いですよ。

 

シート周りはいくら綺麗にしても、

全ての汚れは取り除けない場合が多いですので、

細かくチェックするのも水没車の見分け方ですよね。

 

また、シート周りに不自然な変色が見受けられる場合には、

汚れによって変色した可能性が高いので、

汚れと変色具合も見分け方として注目してくださいね。

 

 

水没車の見分け方6:スペアタイヤ下の錆


参照元:http://news.line.me/

いくら綺麗に錆を落としてみても、

必ずどこかに水没車の見分け方が存在します。

 

一番忘れがちなのが、スペアタイヤ下の錆ですね。

 

確認方法はトランク下部に収納されている

スペアタイヤの下を覗いてみましょう。

 

ここに錆がある場合は水没した可能性が高く、

見分け方としても重要なポイントなので押さえておきましょうね。

 

 

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水没車について見てきましたが、一度水に浸かってしまうと、

電子部品のダメージは深刻です。

 

手放してしまうというオーナーも多いようですね。

 

なので、売却する時は水没車でも

高く買い取ってくれる業者を探してみることをおすすめします。

 

以下に車買取の一括査定サイトの紹介もしていますので

合わせて参考にしてみてくださいね。

 

以上、『水没車の見分け方!中古車で購入する時に見るポイントやなぜダメなのか!』 の記事でした。