いつも何気なく見ている車のエムブレム。
しかし、その車のエムブレムは
ステータスの象徴であったり憧れであったりするのです。
また、簡単な車のエムブレムにさえ
大きな意味を込められていることが多く、
それだけ車メーカーにとって
エムブレムというものは大切なのです。
今回は、見慣れた国内外車とかなりマニアックなエムブレムまで
ご紹介していきたいと思います。
車のエムブレム1:トヨタ
引用元URL:https://matome.naver.jp/
会社創立50周年時に
現在のトヨタのエムブレムになりました。
車のエムブレムをデザインするうえで、
特に重視されたポイントが
「どこからでもトヨタ車だとわかる」という点でした。
この左右対称のエムブレムは
遠くからでもトヨタとわかるエムブレムになっています。
車のエムブレム2:ホンダ
引用元URL:https://ikikuru.com/
ホンダのエムブレムは、
創業者として有名な本田宗一郎の頭文字である、
「H」をかたどったものになっています。
エムブレムのデザインでは、
本田宗一郎の趣味でもあった三味線を
モチーフにしたものになっています。
創業当時は今でいうベンチャー企業みたいなものだった、
ホンダの自由さが分かると思います!
車のエムブレム3:日産
引用元URL:http://car-moby.jp/
日産の前身であるダットサンの
エムブレムイメージを色濃く反映しているのが特徴です。
太陽をモチーフにした赤い日の丸の中に、
天空をモチーフにしたコバルトブルーをあしらったエムブレムは、
現在の日産のエムブレムと共通点は多いですね!
車のエムブレム4:スバル
引用元URL:http://uuroncha.air-nifty.com/
スバルといえば、
この星が描かれているエムブレムが有名です。
この星はスバル(富士重工)が戦後再スタートを切る際に、
6社を統合したことが由来になっています。
そのため現在も6つの星が描かれている
車のエムブレムデザインになっています。
車のエムブレム5:マツダ
引用元URL:https://www.nashvillepost.com/
元々は3輪車を製造していたマツダですが、
現在では日本を代表する会社となっています。
通称「フライングM」と呼ばれるエムブレムは、
マツダの頭文字「M」をかたどったもので、
躍動感を表現しているエムブレムになっていますね!
車のエムブレム6:三菱自動車
引用元URL:http://fesoku.net/
お馴染みの三菱グループのエムブレムである、
スリーダイヤがあしらわれている三菱自動車。
もちろん、元々は三菱財閥のグループ企業だったことが、
由来になっています。
車のエムブレム7:スズキ
引用元URL:https://niccars.co.nz/
軽自動車メーカーとして有名なスズキ。
「S」をモチーフにしたエムブレムは、
車内で決定されたものではなく、
公募によって決まったものになっており、
他の車メーカーとは一味違ったものになっていますね。
300あまりの候補の中から選ばれたこのエムブレムは、
50年以上変わっておらず、
これからもエムブレムであり続けるでしょう。
車のエムブレム8:メルセデス・ベンツ
引用元URL:https://amcham.com.tw/
高級車の代名詞ともいえるエムブレムが、
ベンツのエムブレムだと思います。
車にこのエムブレムを付けるだけでかなり高級感がでますよね。
このスリーポインテッド・スターと呼ばれるエムブレムは、
ダイムラー(ベンツ)の陸・海・空で繁栄するという意味があるようです。
車のエムブレム9:BMW
引用元URL:http://www.freetexturesblueprints.com/
元々車メーカーではなく
飛行機のエンジンメーカーだったBMWのエムブレムは、
プロペラを意識しているようです。
また、有名な青と白のコントラストは、
本社のあるバイエルンの青い空、白は雲を表現しており、
かなり航空機メーカーの名残が残るエムブレムになっています。
車のエムブレム10:アウディ
引用元URL:https://financialtribune.com/
リングが4つ連なっているのが
特徴的なアウディのエムブレム。
一目で、アウディと思わせることが出来るエムブレムで、
車を知らない人でも知っているエムブレムではないでしょうか?
この4つのリングはフォー・シルバー・リングと呼ばれ、
アウディが4社統合して誕生したことを表しています。
由来的にはスバルと似ているのではないでしょうか?
車のエムブレム11:ポルシェ
引用元URL:https://icons8.com/
ポルシェのエムブレムってあまり馴染みがない方も
多いのではないでしょうか?
車好きの人でしたら当然分かると思いますが、
車にそれほど詳しくない人はエムブレムというより
車の形でポルシェと呼んでいるのかもしれません。
エムブレムは2つのモチーフを合わせてデザインされており、
バーデンベルテンベルグ州の紋章と
シュツットガルトの市章を合わせた複雑なエムブレムになっています。
車のエムブレム12:フォルクスワーゲン
引用元URL:https://lrnc.cc/
国民の車としてヒトラーやポルシェ博士が
開発した車のメーカーということはかなり有名な話ですよね。
エムブレムは、頭文字の「V」「W」を
合わせたエムブレムになっていますね。
車のエムブレム13:アルピナ
引用元URL:http://web.motormagazine.co.jp/
BMWの車をベースにカスタムするメーカーである
アルピナをご存知の方は少ないのではないでしょうか?
外見はBMW車でも中身は全くの別物になっています。
アルピナのエムブレムには、
ダブル・チョーク・ウェーバーのエアファンネル、
そしてクランクシャフトが描かれており、
車の部品をそのまま描いているのはアルピナくらいです。
車のエムブレム14:ランボルギーニ
引用元URL:http://car.astroawani.com/
この闘牛のエムブレムは、
あのフェラーリに対抗してデザインされたという話は有名ですよね。
闘牛はかなり荒々しさに加えて武骨さや力強さも感じられ、
フェラーリと好みは2分されそうです。
車のエムブレム15:フェラーリ
引用元URL:https://gaisya-suteki.com/
跳ね馬とも評されるエムブレムが有名な、
フェラーリは車好きではなくても知っている超高級車ですよね。
元々は空軍の戦闘機に描かれていたデザインだそうで、
それをデザインとして使用して欲しいと頼まれたのが、
創業者のエンツォ・フェラーリだったのです。
車のエムブレム16:オペル
引用元URL:https://www.pinterest.jp/
オペルのエムブレムは見てのとおり、
稲妻をモチーフにしており、
車のエムブレムの中ではかなりカッコイイものになっています。
このブリッツはテクノロジ―や結束を表しているようですよ。
車のエムブレム17:スマート
引用元URL:https://www.chipex.co.uk/
スマートの現代的なエムブレムは、
タイヤとハンドをイメージした丸と
スマートが進むべき道を示している矢印でデザインされています。
どこか柔らかいイメージもあり、
新しいブランドの車らしいですよね。
車のエムブレム18:マイバッハ
引用元URL:https://officialpsds.com/
「M」が2つ重なったエムブレムは、
最高級車ブランドのマイバッハのエムブレムです。
かなり高級感を漂わせていますが、
マイバッハ・マニュファクチャラーの頭文字である「M」を合わせています。
車のエムブレム19:キャデラック
引用元URL:http://www.car-logos.org/cadillac
アメリカの高級車メーカーのキャデラックが使用するエムブレムは、
伯爵家であるキャデラックの家の紋章を基に、
ヨーロッパのアーティスト、
ピートモンドリアンによってアレンジされたものになっています。
車のエムブレム20:クライスラー
引用元URL:http://asahikawa.cj-dealer.jp/
クライスラーはあまり馴染みのないメーカーだと思いますが、
アメリカではかなり有名な車メーカーです。
クライスラーのエムブレムは、
クライスラー初の自動車に使用された
「ゴールドシール」のエムブレムと、
翼(ウイング)の印のある当時のラジエターキャップを
組み合わせたものになっています。
車のエムブレム21:ケニーグセグ
引用元URL:http://jp.autoblog.com/
スウェーデンのスーパーカーメーカーのケニーグセグは、
あまり知名度が高くないですがかなり凄い車を造っています。
エムブレムはケーニッグセグ家に12世紀から伝わる紋章を基に、
クリスチャンの幼馴染みだった
グラフィック・デザイナーが制作したものだとか。
車のエムブレム22:ジープ
引用元URL:https://matome.naver.jp/
第二次世界大戦中の1941年に
ウイリス・オーバーランド社が開発し、
現在も本格的な4WDメーカーとして人気を得ています。
車のエムブレム23:シボレー
引用元URL:http://www.bajakits.com/
シボレーのエムブレムは創業者が偶然宿泊した
ホテルの壁紙だったそうです。
それが車に結びつくのというのが、
さすが天才ですね。
車のエムブレム24:ダッジ
引用元URL:https://blogs.yahoo.co.jp/
羊をモチーフにした珍しいデザインが、
ダッジのエムブレムです。
車の高い信頼性をアピールするために、
逞しい雄羊(ラム)のイラストが多用されたそうです。
車のエムブレム25:テスラ
引用元URL:https://japan.cnet.com/
電気自動車の車メーカーとして有名な、
テスラモーターズのエムブレムは、
「T」をかたどったものになっています。
赤の背景にテスラ T とテスラの文字を白く刳り抜くことで、
デザインを強調し、インパクトを出しています。
車のエムブレム26:MINI
引用元URL:http://www.xn--u8jxam8m.com/
ミニクーパーを製造しているミニのデザインは、
見たままでかなりわかりやすいですよね。
ミニ・クーパーの「ウィング(翼)」のデザインを
ミニの活力のシンボルとして表現しており、
それに「MINI」の新書体とを組み合わせたものになっていますね。
車のエムブレム27:フォード
引用元URL:https://matome.naver.jp/
車を造りだした伝統ある会社がフォードですよね。
この筆記体で描かれたようなエムブレムは、
1928年以来変わらずに脈々と受け継がれてきたエムブレムです。
車のエムブレム28:マーキュリー
引用元URL:http://car-moby.jp/
ローマ神話に登場する商業の神である、
「メリクリウス」を英語読みさせるとマーキュリーになります。
アメリカのラグジュアリーブランドとして人気ですね。
車のエムブレム29:リンカーン
引用元URL:https://matome.naver.jp/
名前の通り、
アメリカのリンカーン大統領にちなんでつけられた社名です。
創業者がリンカーンを尊敬していたそうですよ。
現在では、最も古い歴史を持つモデルの一つとして有名です。
車のエムブレム30:アストンマーチン
引用元URL:https://www.diners.co.jp/
このエムブレムの羽は、
エジプトのコガネムシの中間である
「スカラベ」をモチーフにしています。
太陽神の象徴としても知られており、
これからの繁栄や明るい未来を現してるのかもしれないです。
車のエムブレム31:アバルト
引用元URL:http://www.italiazakka.co.jp/
2007年に復活したアバルトは、
カルロ・アバルトの誕生月の星座であるサソリが
描かれたエムブレムになっています。
アバルトは 小さくてもその猛毒で大きな獲物を仕留める蠍のイメージで
車を作っており、
小さくて高性能は車を多く世に送り出しています。
車のエムブレム32:ジャガー
引用元URL:http://www.sekaimon.com/
過去には立体的なジャガーがボンネットに鎮座していて、
かなり威圧感がありましたが、
現在は安全基準の関係で平面のエムブレムになっています。
車のエムブレム33:ベントレー
引用元URL:http://www.team-lens.com/
エムブレムの真ん中に大きく「B」があしらわれたエムブレムは、
「ウイングドB」とも呼ばれており、
過去のルマンでの栄光を今現在も脈々と受け継いでいる車のエムブレムです。
車のエムブレム34:マクラーレン
引用元URL:https://www.autocar.jp/
比較的歴史が浅いマクラーレンのエムブレムは、
スピード感を感じさせるジオメトリックなものになっています。
少しづつ形を変えながら現在のロゴ・エムブレムに至っています。
車のエムブレム35:ランドローバー
引用元URL:http://sokuhou.hassin.biz/
4WD専門の車メーカーであるランドローバーの
緑を基調にしたエムブレムは、
自然と大地の中を「しっかりと、そして優しく走る」
というランドローバーのポリシーを象徴していますね。
合わせて高級感も演出しています。
車のエムブレム36:ロータス
引用元URL:https://page.auctions.yahoo.co.jp/
黄色と緑という綺麗なコントラストが美しい、
ロータスのエムブレムは蓮をモチーフにしています。
ロータスの上にある英語は、
A,C,B,Cというアルファベットを組み合わせたもので、
ロータスの創立者である、
Anthony Colin Bruce Chapmanの頭文字が由来になっているそうです。
車のエムブレム37:ロールス・ロイス
引用元URL:https://en.wikipedia.org/
創業者が亡くなった時にエムブレムを黒に変え、
喪に服したというのが現在のエムブレムになっています。
また、ロー ルス・ロイスのラジエーター頂点に立つ羽根を広げた精霊像は
「スピリット・オブ・エクスタシー」の名で知られる。
一般には「フライング・レディ」とも呼ばれており、
高級車としての風格を漂わせますね。
車のエムブレム38:アルファロメオ
引用元URL:http://centropyge.hatenablog.com/
アルファロメオが誕生した、
ミラノ市の市章と大蛇をデザインしているエムブレムになっています。
なぜ大蛇か?ということが気になりますが、
これには諸説あるようです。
車のエムブレム39:フィアット
引用元URL:https://official-goods.com/
これまでのフィアットのロゴの特徴である、
円形のデザインは踏襲しつつ、
テクノロジーや独創性の意味を持たせたエムブレムになっています。
車のエムブレム40:マセラティ
引用元URL:https://matome.naver.jp/
攻撃的なエムブレムであるマセラティですが、
「海の神ネプチューンの三又の槍トライデント(トリアイナ)」を
モチーフにしたデザインになっているようです。
車のエムブレム41:シトロエン
引用元URL:http://nishinomiya.citroen-dealer.jp
上向きの矢印が二つ重なったデザインは
ダブルシトロエンと呼ばれており、
V字型のミゾを持つ歯車(ヘリカルギヤ)の生産を
行っていたことに由来するようです。
車のエムブレム42:ブガッティ
引用元URL:http://www.idea-webtools.com/
赤のエムブレムに白字でブガッティとデザインされており、
色合い的には何とも、
紅白でおめでたい感じになっています。
そして、ブガッティのロゴの上には、
中央上部に創業者名ETTORE BUGATTI(エットーレ・ブガッティ)
のイニシャル「EB」が刻まれています。
車のエムブレム43:プジョー
引用元URL:http://news.livedoor.com/
ライオンで車の力強さを表現していて、
過去に何度か形を変えています。
現在のデザインは「ブルーライオン」と呼ばれ、
プジョーファンに親しまれています。
車のエムブレム44:ルノー
引用元URL:https://car.watch.impress.co.jp/
同じようなダイヤデザインながら何度も変更され、
現在のデザインに落ち着いています。
現在のエムブレムは1925年に誕生した
「アリゲータ」で初めて採用され以来、
このエムブレムはルノーの全車種に装飾されており、
ルノー車の品質の高さやダイナミズムを表している。
車のエムブレム45:ボルボ
引用元URL:http://trcuktrivia.blog.fc2.com/
安全をリードする車であるボルボのエムブレムは、
フロントグリルにあるマークが特徴的です。
これは、中世ヨーロッパの錬金術師たちが用いたベアリングと、
鉄の象徴ハーフクロス(半斜線)に由来するそうです。
車のエムブレム46:ヒュンダイ
引用元URL:https://ja.wikipedia.org/
スピード感とお客様との厚い信頼を
このエムブレムで表しているようです。
この記事を読んだ方からは、
こちらの記事も人気です。
<関連記事>
・外車の維持費!故障時の修理代やメンテナンス代を安くするには?
・スライドドア車の人気ランキング!軽自動車や普通車、外車では?
・ランボルギーニの維持費!故障時の修理代やメンテナンス代を安くするには?
・車の人気の色とは?小傷や汚れが目立たない色や色選びのコツは?
・クリーンディーゼルの車種は?高燃費が人気?おすすめのグッズは?
いかがでしたでしょうか?
車のエムブレムを見てきましたが、
車のエムブレムはそのメーカーの歴史でもあり、
また、目標とする姿が込められていたりします。
シンプルでありながら
多くの意味を有しているエムブレムの意味を知ることで、
その車の方向性というものも見えてくるのではないでしょうか?