三角マークのスイッチを押すと
カッチ、カッチ、と点滅するハザードランプ。
正式名称は「非常点滅表示灯」と言います。
その名の通り、主に後続車に向けて
前方に危険があることを知らせ注意を促すためのランプです。
ハザードランプは本来の使い方の他にも、
道を譲ってもらった際の「ありがとう」の合図や、
商業施設の駐車場でバックして駐車する時の合図など、
様々な使い方があります。
高速道路を走行していたら、
前方にハザードを点灯させた車が見えてきて、
その前にはずらりと並ぶ渋滞の列…。
こんな光景を目にした事はありませんか?
今回は、このような渋滞時のハザードランプの使い方について解説します。
渋滞でハザードを点灯させる意味って?
参照元URL:https://www.pakutaso.com/
高速道路などでの渋滞時に最後尾の車がハザードを点灯するのは、
後続車に渋滞している事を知らせ、減速するよう注意を促すためです。
そうすることで追突事故を防ぐという目的があります。
走行中に前方に渋滞を確認したら、
速度を緩めながらハザードを点灯させて停車しましょう。
渋滞ではいつまでハザードを点灯させればいいの?
参照元URL:http://www.honda.co.jp/
サンキューハザードは2、3回ですが、
前方の渋滞を知らせるためのハザードは、
どのくらい点灯させていたらいいのでしょうか?
これは、後続車が追い付いてきて
自車が最後尾ではなくなるまでです。
追い付いてきた後続車は、
バトンを受け取るようにハザードを点灯させ、
次の後続車に知らせます。
中には、知らなかったり単に面倒だという理由で
ハザードランプを点灯させない人もいます。
後続車が追いついてもハザードを点灯させない場合は
後続車の後ろの車が見えてくるまでハザードを点灯させましょう。
渋滞でハザードを点灯させないと違反になる?
参照元URL:http://www.pref.shiga.lg.jp/
渋滞を知らせるためのハザードは、
道路交通法で定められているわけではないので、
点灯させる義務はありません。
ですので、点灯させなくても違反になることはありません。
しかし、追突事故防止のために各高速道路会社は
渋滞をハザードランプで知らせる事を推奨しています。
自らを事故から守るためにもぜひ点灯させましょう。
渋滞でハザードを点灯させずに事故を起こされた場合は?
参照元URL:http://www.irasutoya.com/
渋滞の最後尾で停車中に追突事故を起こされた場合、
ハザードを点灯していなければ
こちらの過失も問われるのでしょうか?
渋滞を知らせるためのハザードの点灯は、
法律によって義務付けられているわけではないので、
事故の際に過失を問われることはありません。
けれども、いくら自分が気を付けていても
後ろから追突されるのを避けることはできません。
ならばせめてハザードで注意を促して、
未然に防げる事故は防ぎたいですね。
渋滞で事故を起こされないようにするグッズは?
こちらでは渋滞時に事故を起こされないようにするグッズについて、
詳しくご紹介していきたいと思います。
事故や怪我をしないためにも、
是非、活用してみてください。
渋滞で事故を起こされないようにするには点滅式バックライトを!
こちらは急ブレーキを感知して、
自動でブレーキランプを点滅させてくれるアイテムです。
点滅するので注意を引きやすく、
後続車に減速を促すことができます。
一部の高級車で標準装備している緊急ブレーキシグナルを
お手軽に再現できるのも魅力ですね。
渋滞で事故を起こされないようにするにはレーザーフォグランプを!
特に悪天候の時は、追突事故が起こりやすくなります。
いくらハザード点灯させても、視界が悪いと不安ですよね。
そんなとき、このアイテムが活躍してくれるんです。
悪天候でも視野性をアップさせ、
車間距離を後続車に知らせてくれますよ。
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いかがでしたか?
事故防止のために、ハザードを上手に活用したいですね。
ドライバーに万が一事があったときに助手席からも押せるように、
運転席と助手席の間にハザードスイッチが配置されている
車が多くなってきました。
ちなみに方向指示器(ウィンカー)が点滅する回数は、
1分間に60~120回の間と法令で定められています。
つまりはハザードランプも同じ点滅回数。
メーカーや車種により違いはありますが、
1分間に70~90回が主流になっていて、
実はこれ人間が軽く緊張している時の心拍数と同じなのです。
軽い緊張を促して注意を引くには、
人のドキドキに近い点滅回数が最適なんですね。
以上、今回は『渋滞でハザードを点灯させる意味って?いつまで点ければいいの?』の記事でした。