車を運転する際には、
季節ごとの路面のコンディションに注意して、
運転しなければなりませんが、
そんな中で最も危険とされている冬の雪道。
雪に慣れている方は、
雪道での車の運転も慣れておりますが、
初心者や、雪とは無縁の地域にお住いの方は、
やはりどう対処すべきか分からないところですよね。
そこで今回は雪道の運転する際に注意すべき点や、
あると便利なグッズについてご紹介して参ります。
雪道の運転で注意する点は?
こちらでは、運転される方からしてみれば、
冬の脅威ともいえる雪道の運転の際に、
注意しておきたい点を、
いくつかまとめてみましたので、
今後の運転に活用してみてください。
●雪道の運転は橋の上に注意!
参照元URL:http://compass.shokokai.or.jp/
まず最初にご紹介する雪道での注意点は、
橋の上になります。
春から秋にかけては、何の異常もない橋ですが、
気温が低い冬の時期になると、
川や空気中の水分が、
低い外気によって冷やされるために、
道が凍結してしまうんです。
直線の橋に関しましては、
ハンドルを切る必要がありませんので、
スリップなどの危険性は少ないのですが、
カーブを伴った橋や前方の車、対向車が居る場合のブレーキングは、
特に注意しなければなりません。
橋の上を通る注意する点は、
常に凍結しているだろうという気持ちで、
低速にて進入することを心掛けましょう。
●雪道の運転はトンネルに注意!
参照元URL:http://www.vinz.jp/
続いての雪道の運転で注意すべきポイントはトンネルです。
トンネルというと、
屋内のような構造のために降雪からの直接的な被害は、
さほど受けないように感じますが、
実はとても危険となるため細心の注意が必要なんです。
というのもトンネルの入り口は、
トンネル内部から溶け出した雪が、
外気温によって冷やされ凍結してしまうからなんです。
ただでさえトンネルに入った瞬間は目が慣れていないため、
前方で渋滞などが起きていれば追突の危険がありますし、
カーブが加わっていればスリップの危険が発生してきますので、
トンネルへの進入の際には、十分にスピードに注意しましょう。
●雪道の運転は上り坂に注意!
参照元URL:http://moon.ap.teacup.com/
人間はもちろんのこと、
車での走行時にも大きな負担となる坂道は、
冬の雪道ともなれば、さらに危険な箇所へと変わります。
上り坂ということで、
追突の危険性はだいぶ少なくはなりますが、
渋滞の発生源となることが多く、
雪道では走行不可能となる場合が圧倒的に多いんです。
急な積雪のニュースなどで、
数人が車を押している場面をよく見かけますよね。
そのようにならないためには、
雪道の上り坂は途中で止まることの無いよう、
ゆっくり大きく車間距離を取った走行で回避することが出来ます。
一度止まってしまうと重力に逆らった発進となり、
慣れている方ですら難しいことなので、
他車の妨げにならないためにも注意しなければなりません。
●雪道の運転は急の付く運転に注意!
参照元URL:http://www1.saga-s.co.jp/
車を運転する上で、
急ハンドル、急ブレーキ、急加速などの運転は、
大変危険とされていますが、
雪道では、特に注意が必要なんです。
急ハンドルや急加速は雪によるスリップの危険があり、
急ブレーキではタイヤがロックしてしまい、
追突などの事故にも繋がりかねないからなんです。
このような事態を回避するためにも、
上記で挙げたような急の付く運転に注意し穏やかな運転を心掛けましょう。
●雪道の運転はアイスバーンに注意!
参照元URL:http://art33.photozou.jp/
雪道を運転していて、
積雪や圧雪路面をようやくクリアし、
一見濡れた状態の路面が見えたので一安心と思い、
ブレーキをかけたとたんに滑った経験はありませんか?
これがアイスバーンの危険なんです。
車の往来や、融雪剤の効果で溶け出した水が、
気温の低さによって再び凍り出すことがあり、
時には鏡のようにつるつるになるため、
ミラーバーンと呼ばれることもあります。
この路面の状態になると、
ノーマルタイヤはもちろんのこと、
スタッドレスタイヤであっても停止できませんので、
タイヤチェーンなどのグッズが必須となります。
このような場所を走行する際は、
上記で挙げた急の付く運転を避けることと、
車間距離を十分に取って、落ち着いて運転することを心掛けましょう。
●雪道の運転は吹き溜まりに注意!
参照元URL:http://pucchi.net/
雪道を運転する際には、
周りに障害物が無い場合に起こる吹き溜まりにも注意が必要なんです。
あまり馴染みが無いという方も多いかもしれませんが、
雪に風が加わってくると、
障害物の無い路線などでは、
道路のところどころにさらさらした雪が積もってきます。
その積もった部分に、
さらに雪が溜まってくることで、
車をスタックさせてしまうからなんです。
これは雪国などで多く見られる現象で、
車が数百台で立ち往生なんていうニュースも、
雪の日になると見られますよね。
このような場合の注意点としましては、
幹線道路が渋滞しているからといって、
安易に裏道などに回らないことです。
というのも季節が冬ということで、
普通のコンディションとは違いますので、
思わぬ障害が待っていたりするからなんです。
雪道を運転する際には、
極力無駄な回り道を避けて、前習えの方が無難でしょう。
●雪道の運転はホワイトアウトに注意!
参照元URL:http://unpo.cocolog-nifty.com/
雪道を運転する際にはホワイトアウトにも注意しなけばなりません。
ホワイトアウトとは、
さらさらした雪が強風によって舞い上がり、
視界が瞬間的に遮られる現象のことなんです。
このような場面に遭遇してしまうと、
まさに一寸先は闇状態となり、
道路はおろか対向車すら見えなくなります。
この現象の時の注意点は、
早めのライトオンと低速での走行を心掛けることです。
前が見えなくなった途端に、
急ブレーキを踏む方がおりますが、
後方を走る車が追突してくる可能性がございますので、
くれぐれも避けるよう注意してください。
雪道の運転であると便利なグッズは?
これまで雪道を運転する際の注意点をご紹介して参りましたが、
ここからは、雪道を運転する際にあると便利なグッズを、
ご紹介して参りますので危険を回避するためにも、
役立ててみてください。
雪道の運転では滑り止めスプレーを!
最初にご紹介するグッズは、
急な積雪の際に便利な滑り止めスプレーになります。
車のタイヤというと、
雪国ではみなさんがスノータイヤを持ち合わせており、
冬を迎える前には交換が完了しているでしょう。
ところが天気は誰にも予想がつきませんので、
急な積雪にあたふたした経験はありませんか?
そこでおすすめとなるグッズが、
上記の滑り止めスプレーで、
タイヤに一吹きするだけで、
滑り止めの役目をしてくれるグッズなんです。
制動距離はスプレー無しと比べて、
車1台分も短くなり、
雪道での追突などの危険から守ってくれます。
一度のスプレーで、約10㎞の走行が可能となり、
雪道を運転する際の緊急用としては、
大変おすすめなグッズとなっております。
雪道の運転では滑り止めを!
続いてご紹介するグッズは、
持ってて安心な滑り止めです。
行先の分からないトラックなどは、
不測の事態に備えてタイヤチェーンを、
必ず携行しておりますが、
乗用車用を持っている方は多くはありませんよね。
ところがいざという場合は、
滑り止めなどのグッズが大変役に立つんです。
上記のグッズは手軽に取り付けができる滑り止めで、
アイスバーンなどのコンディションでも、
安全な走行を可能にしてくれるんです。
材質もポリエステルを使用することで、
持ち運びも簡単ですし、
タイヤチェーンのように、
切れてボディを傷つける心配もありません。
このグッズがあれば、坂道も怖くありませんし、
スリップも防止することができますので、
冬に向けて準備しておいても損はしませんね。
雪道の運転では脱出ボードを!
最後にご紹介するのは、
雪によるスタックの際に大変便利な脱出ボードです。
雪道と一口に言ってもその状況は様々ですので、
中にはスタックしてしまうほどの、
状況となる場合がありますよね。
前もって分かっていればいいのですが、
突然の場合は、タイヤチェーンの準備もできませんし、
スタックしてしまってからでは、どうにもなりません。
そこでおすすめなグッズが上記の脱出ボードで、
タイヤの前に置くだけで、
車を脱出する手助けをしてくれるんです。
こちらのグッズは、
普段はコンパクトな折り畳みタイプとなっており、
車のトランクに備えていても邪魔になりません。
さらには、雪に限らず、
砂浜や泥濘地でのスタックにも使用できますので、
一年中使えるおすすめのグッズとなっております。
この記事を読まれた方からは、
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これまで雪道の注意点と、
便利グッズをご紹介して参りましたが、
参考にしていただけたでしょうか?
雪といえば、ただでさえ危険となりますが、
年々都市部での積雪も増えてきていますので、
注意点を理解し、身も心も準備しておきましょう。
以上今回は『雪道の運転で注意する点や便利なグッズのご紹介!』の記事でした。